FOREST LOUNGEアーカイブ

平成24年度の木材コーディネーター養成基礎講座 実習3・4

2012年12月20日
                                                                          他の講座内容を確認する

木材コーディネーター養成基礎講座は早くも第6回目を迎えました。

今回はフィールドを兵庫県丹波市に移し、2度目の実習講座です。


DSCN9060+.jpg

12月15日(土)・16日(日)の2日間に渡るレポートをお届けします。
______________________________________
【次回の講義】
日時  :12月15日(土)10:00-21:00
            12月16日(日)  9:00-16:00
講師   :宮川五十雄(NPO法人森の都研究所代表、生物多様性かんさい 代表世話人)
             能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田(司会進行)、桜木(受付)
場所   :兵庫県丹波市各地
               サウンドウッズ製材所
               市立休養施設 やすら樹
内容   :マーケティング実習     :12/15 10:00-16:00
            ワークショップ          :12/15 17:30-19:00
            実習講座3・4            :12/16 09:00-16:30
       
______________________________________

[1日目]
マーケティング実習
前回のマーケティング実習では山に入り、森の恵であるきのこ狩りをしましたが、
今回は、山と人の暮らしをテーマに里山を歩きました。

講師はこの方、NPO法人森の都研究所代表であり、生物多様性かんさい 代表世話人
宮川五十雄氏です。

DSCN9094+.jpg


実習では、人家の点在する里山から神池寺という由緒正しいお寺の建つ山の頂上まで
上り、その後里までの工程を歩いて下りました。
山頂に進むにつれ、人の手のかからなくなり、自然の姿へ戻る山の姿を垣間見ることが
できました。

こちらは人家が点在する地点。
田んぼ周辺に生息する生き物について解説をいただいています。
DSCN9041.JPG


こちらは今から20年前まで田んぼだった地点。
この辺は周辺に田んぼになる前に生息していた親種が豊富にあったため、
元の姿に戻りつつあります。
DSCN9092+.jpg

こちらはシカが通った後。足跡が残っています。
DSCN9113+.jpg

お昼をいただいた後は、引き続き宮川先生の解説を聞きながら山下りです。
山頂にある神池寺一帯は神聖な場として木の伐採が禁じられていたため、
親種が比較的今も残っています。そのため、一度伐採されても回復力が高いそうです。
DSCN9162+.jpg


「兵庫県の丹波という場所は、2万年前から人が生活をしていた形跡がある。
また、この一帯は標高が100m程度なので、氷上回廊(ひかみかいろう)と呼ばれる、
自然の気候変動が発生した際に動植物たちが移動した道も通っていて、生物学的にも
重要な地域である」

こちらは鹿の子の模様が特徴のなんじゃもんじゃの木。
DSCN9152+.jpg


「スギは枝ごと落葉するので、堆積した際風雨が来ても定着しやすいという性質を持っている。
一方、ヒノキはクズ状に落葉するため、風雨ですぐに流れてしまう。
したがって、スギ林の下を歩く際は土がふかふかしているが、ヒノキ林の場合は
土を直接踏み込むようなごつごつした感触が足に伝わる」

マーケティング実習では、里山に生きる生物だけでなく、人の文化、生き物の文化を
肌で感じることのできる内容でした。


ワークショップ
マーケティング実習を踏まえて、宮川先生と木材コーディネーター能口秀一との対談が
行われました。

DSCN9229.JPG

--丹波のデザインのあり方について
「丹波には資源は豊富にあるが、森林を生業にしようとして移り住む人は少ない」

「森林は木材としての利用もあるが、一方で観光資源という一面もある。里山は美しいが
どこから見たらベストショットになるかと問われると答えられる人はほとんどいない。
洗練された観光地はこのようなベストショットの撮れるところが必ずある。
これは、森林が観光資源であるという考え方がまだまだ広まっていないからである」

--次世代の里山の活用
「生物多様性戦略やダム、溜池等は各自治体単位で考えられているが、森は各自治体単位で
独立しているのではない。したがって、生態系のフィールド単位で考えて行く方が楽である。
また、生態系を考える時は変化に気づくため指標となる種を定めてモニタリングを
行うとよい」

========================================

[2日目]

演習講座3・4

小屋の図面から必要な部材を拾い出し(木拾い)、拾い出した材のうち1本を実際に木取り
し、製材をするという一連の流れを行いました。

図面を基に木拾いをします。
DSCN9240+.jpg

木拾いした木の中から1つ部材を選び、実際に製材を行っていきます。
DSCN9311+.jpg

寸法測定。
DSCN9326+.jpg

木取りをします。
DSCN9301+.jpg

木取りの通りに製材をします。
DSCN9388.JPG

製材中
DSCN9390+.jpg

製材された木材
DSCN9346+.jpg

木材を使う側にいる方々にとってみれば木拾いや木取り、製材の指示などは普段から業務で
やっているという方もいましたが、森林側の業務に携わっている方々にとっては一つ一つが
初めての体験であったようです。

しかしながら、前回や前々回の座学講座であった、製材の技術で木材の価値が決まる
ということ、その難しさや責任の重さなどを改めて感じていただけたのではないかと
思います。

最後に、今回また新たな木材コーディネーターが誕生しました!
おめでとうございます!
DSCN9416+.jpg

2012年の講座はこtれで全て終了いたしました。
次回は下記のスケジュールで実施いたします。
____________________________
【講義概要】
 
日時:1月12日(土)13:30〜16:30
講師   :能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田(司会進行)、桜木(受付)
場所   :レンタルスペース「トーチカ」
内容   :座学9 一般建築例 (13:30〜14:30)
            座学10 公共建築例         (14:45〜15:45)
            考査5                          (16:00〜16:30)
_____________________________

                                                                          他の講座内容を確認する

メディア活用講座 第3弾コピーライティング講座を開催!

2012年12月13日
メディア活用講座 第3弾コピーライティング講座

これまで2回にわたって開催をしてきたメディア活用講座の第3弾、コピーライティング
講座を開催いたしました。

メディア活用講座とは、木材コーディネーターが情報発信するためのスキルを身に着け
るための講座です。
第1弾はFacebook講座、第2弾は写真活用講座、そして今回はコピーライティング講座
です。

講師は、コピーライターの二階堂薫先生。
阪急百貨店で企画・宣伝を担当後、フリーランスに。
さまざまな媒体やプロジェクトの企画・編集、ライティングを手掛けておられます。
sDSCN0234.jpg

まずは、伝わる言葉について二階堂先生より解説。
そもそもコピーとは?というところから始まり、これまで誰もが目にしたこと
のある有名なコピーをいくつか紹介しながら、伝わる言葉についてまとめてい
ただきました。
sDSCN0238.jpg

言葉は、普段から口に出し、紙に書かれているので改めて顧みることが少なく
なりがちです。
周囲にはどのようなコピーが存在していて、自分はどのようなコピーを
使っているのか。それは伝わる言葉なのか。

これを検証するために、続いてはグループワークを行いました。
まずは、新聞の折込チラシを眺めて、どのように感じるかをどんどんポストイットに
書き込んでいきます。
sDSCN0241.JPG

「読みづらい」
「何が言いたいのかわからない」
「ごちゃごちゃしてる」
など、思いついたままをとにかく書きだします。
sDSCN0244.jpg

出た意見を模造紙上で整理。
理解しやすい・理解しにくい
良い・悪い
この2つの座標軸に照らし合わせて当てはまる部分にポストイットを貼って
いきます。
sDSCN0282.JPG

ポストイットの整理ができたら、今度はチェックしたチラシの中から、
ベストワン
ワーストワン
問題作
をグループごとに発表。
sDSCN0258.jpg

新聞の読者に開いてもらうためにチラシにはコピーや紙の材質、色等様々な
工夫が凝らされていること。
反面、中にはそのチラシが一体何を売りたいと思っているのか分からなかったり、
情報が書き込まれすぎていて、かえって読みづらくなっているものもありました。


それでは、自分のコピーはいったいどうなのか。
この講座のために作成いただいた課題や、養成講座の修了課題作品を持ち寄って
意見交換。
sDSCN0268.JPG

二階堂先生に教わった伝わる言葉のポイントや、折込チラシのチェックで
出た意見と照らし合わせて、自分の作品はどのような改善点があるのかに
ついて話し合いました。

自分の作品を読み手の視点から眺める機会が出来る良い機会となりました。


                                                                              更新日:2013.2.12
_____________________________________

メディア活用講座 第2弾写真活用講座

今年度は、木材コーディネーターとして活躍する上で欠かすことのできない情報発信
スキルを身につけるメディア活用講座を開催しています。

11月に行った第一弾講座Facebook活用講座に引き続き、第二弾の写真活用講座が
12月8日に開催されました。
sDSCN8950.JPG

講師は、木材コーディネーター能口秀一。
知る人ぞ知る、能口はフォトグラファーの顔も持っています。

577891_10200142560077746_318863094_n.jpg
まずは、写真撮影の基礎となる、測光、絞りやシャッター速度と露出の関係、構図、
シャッターチャンスについて学びました。
その後は、写真家能口が撮影した写真を見ながら光の方向の違いによる写真の印象の
違い等について解説がありました。

75250_10200142562277801_722493883_n.jpg
次に、前半部分で教わった基礎知識を基に同じ被写体を参加者それぞれが撮影をし、
講評をもらいました。
撮影チャンスは1回、撮影時間10分以内という厳しい撮影条件の中、それぞれが
伝えたいメッセージとそれを表現するための構図や露出、測光等を考えて撮影を
行いました。

被写体は本とブックエンド。
2012-12-08 11.45.17.jpg
こちらは事務局桜木の作品。
この日教わった測光を表現したかったのですが、そこに注目しすぎて、
写真撮影のポイントであるタテヨコ三分割した線の交点上に被写体を配置
したり、不要と思われるものをフレームから外すことができておりません。

ちなみにこちらがフォトグラファー能口の作品。
_DSC1416.JPG

能口の作品にも本の背景にある植木鉢や観葉植物が写りこんでいますが、
露出を上げて手前にピントが合っているためバックにあるものの印象が
非常に薄くなっています。

用意された被写体は本とブックエンドというシンプルなものでしたが、
伝えたいメッセージと表現方法によって受ける印象は様々です。
奥深い。

今回学んだ写真撮影の秘訣を念頭に置いて、ご自身や周りの活動をPRできる
技術を学んで行きましょう。

                                                                                            更新日:2012.12.10
____________________________________

メディア活用講座 第1弾Facebook活用講座

今年度は木材コーディネーターとして活躍していただくためのサポート講座として
メディア活用講座を企画しております。


その第一弾として、Facebook活用講座を開催しました。

2012-11-10 10.21.45.jpg


ご担当いただいたのは、当社のWebアドバイザーとしてサポートいただいて
おり、森活塾やサウンドウッズのHPも手がけていただいている森永麻美子先生。
2012-11-10 10.24.12.jpg
森永麻美子氏 (Webデザイナー、espaces エスパス代表)
林業を中心とした第一次産業や環境系のWebサイト、学術組織、コンサルティング、
E-コマースサイトの構築など多数の実績有


facebookkouza03.jpg

アカウント取得から、サウンドウッズや木材コーディネーターのFacebook
ファンページのようなビジネスにおいての活用方法まで、幅広い内容を
ぎゅっと詰め込んだ講座を展開していただきました。

Facebookは「いいね!」や「コメント」、「シェア」を通じて友達からまたその友達、
さらにその先へと情報拡散に優れたツールと言われています。

ぜひともこのような情報ツールを活用し、情報交換や人の輪の拡散など
木材コーディネーターの活動に利用いただければと思います。

サウンドウッズもFacebookを積極的に活用しています。
ご覧になった方はぜひ「いいね!」や「コメント」、「シェア」をお願いします。
森勝塾のFacebookページはこちら→
サウンドウッズのFacebookページはこちら→



平成24年度の木材コーディネーター養成基礎講座 座学7・8

2012年12月13日
                                                                          他の講座内容を確認する

木材コーディネーター養成講座全9回のうち、早くも第5回目と残り半分を切りました。
内容も一段と専門性が高くなり、佳境に入りつつある講座の様子をレポートします。

DSCN8975.JPG

今回の講義の流れはこちら。
___________________________
【講義概要】
 
日時:12月8日(土)13:30〜16:30
講師   :能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田(司会進行)、桜木(受付)
場所   :レンタルスペース「トーチカ」
内容   :座学7 木どりと木材価値 (13:30〜14:30)
            座学8 木材の乾燥          (14:45〜15:45)
            考査4                          (16:00〜16:30)
_____________________________

前回は電卓を持ち込み木材価格の計算に頭を悩ませる講座でしたが、今回の講座は
木材価値を考える上で非常に重要な木取りや乾燥についてじっくり学びました。
講座の内容を少しだけご紹介します。

===============================
座学7 木取りと木材価値

原木の持つ潜在価値を木材の商品価値に変換する木取り技術について学びました。

sDSCN8966.jpg


「製材をする者は品質の良いものを製材するため様々な工夫を凝らしている。最初に丸太に鋸を入れる際は、どの向きでどのように入れるかでその丸太の良し悪しが全て決まるという思いである」

「木取りの種類は枠挽きやミカン割等様々あり、原木の品質とどのような製品を取りたいかによって挽き方が異なる。特に廻し挽きは1本の原木から品質を見ながら色んなものを取るには適している」

===============================
座学8 木材の乾燥

木材の乾燥方法と乾燥による損傷について学びました。

「乾燥方法により乾燥時の温度や乾燥日数等特徴が異なる。
これにより乾燥設備の処理サイクルも異なるため、地域の乾燥材生産能力を押さえておくことが重要である」

「天然乾燥を施した木材は木の良い香りがするのに対し、高温乾燥を施した木材は焦げたような匂いがする。木材と身近に接したことのない人が高温乾燥された木材を木の良い香りだ。と間違えて捉えてしまうことがあった」

____________________________
【次回の講義】
日時  :12月15日(土)10:00-21:00
            12月16日(日)  9:00-16:00
講師   :宮川五十雄(NPO法人森の都研究所代表、生物多様性かんさい 代表世話人)
             能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田(司会進行)、桜木(受付)
場所   :兵庫県丹波市各地
内容   :マーケティング実習     :森の教室2、森の体験実習2
             ワークショップ          :森のサロン2
             技術習得のための実習 :演習5-8
             演習レポート3・4
_______________________________

                                                                          他の講座内容を確認する