FOREST LOUNGEアーカイブ

座学11・12木材コーディネーター養成基礎講座(平成26年度)

2015年2月27日
最終回を迎えた平成26年度木材コーディネーター養成基礎講座、
当日のレポートをお送りします。
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【今回の講義】

日時   :2月21日(土)10:00-16:00
講師   :二階堂薫(コピーライター)
      能口 秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田、桜木(受付)、山内(司会進行)
場所   :近畿中国森林管理局
内容   :コピーライティング講座② (10:00-12:00)
      座学11 関係業者ネットワークとリスクヘッジ(13:00-14:00)
      座学12 森林と木材流通の各種制度       (14:00-16:00)
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コピーライティング講座②

講師は、コピーライティング講座①に引き続き、
コピーライターの二階堂薫先生です。

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まずは、前回学んだ「伝わる言葉」を書くコツを
おさらいしていただきました。

「人は読みたいものしか読まないと意識する」
「伝わる言葉を考えるには、読み手の視点になることが必要」
「みじかく、シンプル、子供にもわかるような言葉にする」

おさらいの後は、受講生が今回の講座のために作成した課題を
テーブルに並べてもらいました。

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課題は「あなたが木材コーディネーターになったことをお知らせする
コピーを考えるとともに、そのコピーとその他必要な情報を
紙媒体にレイアウトしてください」というもの。

まずは、テーブルに並んだ課題を見て、各々の課題に対しての感想を
付箋紙に書き出しました。

次に、課題作成者に課題についての説明(誰に対してのものか、
課題を見た人にどのようなアクションを起こして欲しいかなど)を
行ってもらい、それを踏まえて二階堂先生から講評を頂きました。

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「伝えるための媒体(パンフレットや名刺など)を作成する場合、
優先順位が高いものが何かを、はっきりわかるようにすることが大事。
一番伝えたいことが伝わる文章、レイアウトにしないといけない」

「『活性化』などの、よく聞くが具体的なイメージがしにくい言葉は、
例えば『盛り上げる』というような噛み砕いた言葉を使うと一般の
人にも伝わりやすい」

最後は、1回目・2回目のまとめをお話頂ました。

座学11 関係業者ネットワークとリスクヘッジ

座学11では、プロジェクトの実現に向けて、木材コーディネーター
として重要な役割である事業者間の連携体制づくりと、
事業者間の連携によるリスクヘッジについて学びました。

講師は、木材コーディネーターの能口秀一です。

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「木材コーディネーターとして連携事業者間のコーディネートをする
際には、各事業者の規模や供給力を正しく把握し、プロジェクトの
規模に見合ったバランスの良い振り分けをすることが大事」

「地域でのプロジェクトでは、各地域でコーディネーターの役割
(地域木材の流通を把握)をしている人は誰かを把握し、
その人と協働することが必要」

座学12 森林と木材流通の各種制度

座学12では、森林に関する認証制度や木材利用の補助制度に
ついて学びました。

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「木材利用について、各々が関わっている分野で出来ることは何かを
考える上で、元になる森林が今後どのように管理されていくのかを
知ることは、木材コーディネーターとして非常に重要」

「森林認証はあくまで流通の保証であって、品質の保証ではないので
間違えないように注意する」

■修了式

講座終了後は、修了者の皆さんへの修了証授与が行われました。
今回は、平成25年度受講生1名と平成26年度受講生13名の計14名が
修了です。

この中から、来月実施される木材コーディネーター認定試験で
定められた一定基準をクリアされた方が、NPO法人サウンドウッズ
より、准木材コーディネーターに認定されます。

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最後に、受講者の皆さんとスタッフで記念撮影を行いました。
皆さん、半年間お疲れ様でした。

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実習5・6 木材コーディネーター養成基礎講座(平成26年度)

2015年2月03日
半年間におよぶ養成基礎講座も今回を含め残り2回と、
大詰めとなりました。

今回は、丹波にて行われたビジネスプランプレゼンテーションと
ワークショップのレポートをお届けします。

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【講義概要】

日時   :1月31日(土)10:00〜19:00 
    2月1日(日)10:00~16:00
講師   :田中淳夫(森林ジャーナリスト)
    能口秀一(木材コーディネーター)
          島崎淳二(准木材コーディネーター)
事務局:安田、桜木、山内(司会進行)
場所   :市立幸世交流施設
    市立休養施設やすら樹
内容   :プレゼンテーション(1/31 10:00〜18:30)
            ワークショップ       (2/1   9:00〜16:00)
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1日目
ビジネスプラン・プレゼンテーション

プレゼンテーションのテーマは、
「あなた独自の『木材コーディネーター』像」です。

これまでの講座で学んだことを踏まえて、
新たなビジネスプランを発表していただきました。

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森林管理、木材流通、木材利用など様々な分野の受講生が参加されて
いるだけあり、多様なビジネスプランが発表されました。

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真剣に発表に聴き入る講師陣。
(左奥より)准木材コーディネーターの島崎淳二講師、
木材コーディネーターの能口秀一、森林ジャーナリストの
田中淳夫講師に来ていただきました。

各発表の後は、講師との質疑応答です。
収益性や事業実現性など多角的な観点から質問が投げかけられました。

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受講生も熱心に聴き入ります。
受講生にも発表内容に関するアドバイスや感想をシートに
記入していただきました。

全受講者の発表が終わった後は、皆さん安堵の表情。
1日目はこれにて終了です。

2日目
■プレゼンテーションについての議論

2日目は、1日目のプレゼンテーションの中から、全員での議論に
発展できる3点をピックアップし、再度じっくり議論する時間を
設けました。

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1人で考えぬいたビジネスプランを全員で共有し、
さらなるプランの展開のために、問題提起や情報提供を行いました。

また、講師や受講生同士で意見を共有したことで、受講者それぞれが
専門分野以外の知識や考え方を知り、各々のビジネスプランの充実
を図れたのではないかと思います。

プレゼンテーション審査結果の発表

プレゼンテーションの議論、全体講評を終えた後は、
講師の先生からそれぞれ講師賞を3名選んでいただきました。

選定の理由は、プランの具体性や完成度、プランに対する熱い思い、
プランの実現における世間への影響度など実に様々でした。

選定された3名の方には、講師の推薦図書が贈呈されました。

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■講演
続いては田中淳夫先生による講演です。

「森と木の魅力から考える新ビジネス~誰が日本の木に価値を付けるのか~ 」
という題目にてお話していただきました。

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現在、国産材の魅力は機能よりも「気持ち」であるという問題提起のもと、
様々な事例から魅力ある森の新ビジネスについてご紹介いただきました。

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■ワークショップ

最後に、ビジネスプランプレゼンテーション・田中先生の講評を
踏まえて、魅力のある木材利用法を考えるワークショップを行い
ました。

テーマは「CD材を高く売る」です。

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今回は、地域全体の事情に詳しい受講生4人を中心に新潟、京都、和歌山、
岐阜の4チームに分かれ、各地域事情に照らした提案をしていただきました。
まずは、チーム内で地域情報(CD材について)の共有を図ります。

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次に、木材利用のアイデアを出し合い、アイデアが出揃ったら、
その中から商品にするアイデアを選びます。
誰に、どこで、いくらで、どのくらいの流通量か、などを抑えながら
商品への企画を進めていきます。

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商品が決まったあとは、販売のための広告を作ります。

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最後に、グループ毎に発表です。

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4チームの発表後、講師のみなさんから講評をいただきました。

「商品を企画する場合には、山から木を調達する所から考える。
木が商品になるまでの積み上げの経費を、企画段階で考慮して
おかないと適切な価格や流通量の設定が出来ない」(能口氏)

「様々な分野の木材コーディネーターと連携することで、
1人ずつでは解決出来ない大きな流れを作って欲しい」(島崎氏)

「商品の企画をする際に大事なことは、他人のアイデアにいかに
悪乗りをするかということ。否定せず、アイデアをたくさん出し、
商品化する時点で様々な要因のもとに絞込みをする」(田中氏)

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今回の講座では、ビジネスプランや商品企画を、森林・流通・利用分野の
様々な分野の立場にいる受講生同士が議論し、情報共有を図ることで、
より内容を深めることが出来ました。

次回の講座は最終回です。
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【次回の講義】
日時   :2月21日(土)10:00-16:00
講師   :二階堂薫(コピーライター)
      能口 秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田、桜木(司会進行)、桜木、山内(受付)
場所   :近畿中国森林管理局
内容   :コピーライティング講座② (10:00-12:00)
      座学11 関係業者ネットワークとリスクヘッジ(13:00-14:00)
      座学12 森林と木材流通の各種制度       (14:00-16:00)
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