FOREST LOUNGEアーカイブ

座学5・6木材コーディネート基礎講座(平成27年度)

2015年11月24日
木材コーディネート基礎講座第4回講座の
レポートをお送りします。

今回の講義はこちらの通りです。
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【講義概要】
 
日 時:11月14日(土)10:00〜16:30
講 師:能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田、山内(司会進行)
インターンシップ生:徳永(受付)、森田(受付)
場 所:近畿中国森林管理局
内 容:メディア活用講座2 写真活用講座    (10:00~12:00)
    座学5  木材の活用・カスケード利用 (13:00~14:15)
    座学6  木材の価値と価格                (14:30~15:45)
    考査3                                         (16:00~16:30)
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メディア活用講座2 写真活用講座

写真活用講座では、「メッセージのある写真~感覚を伝える~」を
テーマに、伝えるための写真の撮影方法について学んでいただき
ました。

講師は、木材コーディネーター能口秀一が務めます。

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まずは、構図やシャッターチャンス、測光などの撮影における基礎を
解説いたしました。

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基礎を学んだ後は、実際の撮影です。水の入ったガラスのコップを
被写体に、シャッターを押すのは一度きりという条件で撮影を行い
ました。

一度きりの撮影ということで、どのような写真を撮りたいのかを、
皆さんしっかりと意識して撮影に取り組まれていました。

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撮影の後は、講師による撮影写真の講評です。それぞれの写真の
特徴(構図やピント、光の加減)から、より伝わる写真にするため
には、どうすれば良いのかを解説いたしました。

「伝える写真を撮るときのポイントは、『なぜ撮るのか?』『何に
使うのか?』『何を表現するのか?』『伝えたいメッセージは?』
を明確に意識することである」

「動きのある被写体を撮影する場合は、被写体が次にどう動くのか
を予測することで、良いシャッターチャンスを得ることが出来る」

座学5 木材の活用・カスケード利用

座学5では、木材の用途による区分と、各用途における木材の値段
および求められる品質について学んでいただきました。

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「木材の品質には、強度や耐久性、化粧性といった特性があるが、
製品毎に求められる特性は異なる」

「木材コーディネーターとして一本の木を最大限に活用するため
には、その木の品質と、利用目的毎に求められる品質を的確に
把握し、『適材適所』に使用するべきである」

座学6 木材の価値と価格

座学6では、木材価格の根拠となる製材品等級の種類と、流通段階
毎にかかるコストについて学んでいただきました。

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「木材の品質基準には日本農林規格(JAS)という統一規格のもの
だけでなく、産地ごとに従来から慣習的に使われている等級(特一等、
一等化粧など)も存在する」

「森林所有者に利益を還元するためには、各流通段階で必要な
コストとその根拠を把握し、流通全体で重複する無駄の削減が
必要である」

次回は下記の内容です。
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【講義概要】
 
日時   :12月5日(土)10:00〜16:30
講師   :二階堂薫(コピーライター)
    能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田、山内
インターンシップ生:徳永、森田
場所   :近畿中国森林管理局
内容   :コピーライティング講座2  (10:00~12:00)
    座学7   木どりと木材価値  (13:00〜14:15)
    座学8   木材の乾燥             (14:30〜15:45)
    考査4                               (16:00〜16:30)
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実習1・2木材コーディネート基礎講座(平成27年度)

2015年11月09日
木材コーディネート基礎講座第3回目のレポートです。

今回は、今年度初の丹波会場にて講座を実施しました。

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全体の概要はこちらの通り。
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【講義概要】

日時   :10月31日(土)10:00〜21:00
            11月1日(日)08:30〜16:00
講師   :山崎春人(野遊び研究家)
            能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田、山内
インターン生:徳永、森田
場所   :青垣いきものふれあいの里
            多可町立青年の家 (エコミール加美)
            サウンドウッズの森
            サウンドウッズ丹波事務所 
            有限会社ウッズ製材所
内容   :マーケティング実習(10/31 10:00〜16:00)
            ワークショップ      (10/31 19:00〜21:00)
            演習講座1            (11/1 09:00〜12:00)
            演習講座 2            (11/1 13:00〜16:00)
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[1日目]マーケティング実習

1日目は、青垣いきものふれあいの里にて、山の幸探しを行いました。
講師は野遊び研究家の山崎春人先生です。

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午前中は、山崎先生と一緒にフィールド内を散策。
今年は気候の影響からか、きのこがあまり生えておらず残念でしたが、
きのこ以外の木の実(サルトリイバラ、ヤマボウシなど)や、植物
(クロモジ、サカキ、センブリ)などの山の幸について、山崎先生
から沢山教えていただきました。

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昼食時には、山崎先生にご用意いただいた香茸と椎茸の2種類の
きのこ汁を食べ比べです。見た目も匂いも全く異なる2品でしたが、
どちらも美味との感想をいただきました。

お昼をいただいた後は、午後の散策です。各人でフィールド内を
自由に散策しながら、山の幸の採取を楽しみました。

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散策から戻った後は、お待ちかねのおやつタイム丹波の黒枝豆、
むかご、マテバシイ、サルナシ、藤の種などの山の恵みを堪能しま
した。

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最後は、参加者の皆さんが採取したきのこや植物の同定と解説を
山崎先生にしていただきました。

[1日目]ワークショップ

夜は、会場を宿泊地である多可町立青年の家に移し、
イベントづくりのワークショップです。

ワークショップでは、実際にイベントを企画することを
通してアイデアの出し方や企画の組み立て方などを
学んでいただきました。

講師は、引き続き山崎先生と木材コーディネーターの能口秀一です。

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まず初めに、企画するイベントのテーマを講師の先生から
発表いただきました。

今回のテーマは下記の通り。

・青垣いきものふれあいの里を利用すること
・小学生以上の子供を持つファミリーを対象とすること
・自然の中のドキドキワクワクを感じて帰ってもらう。
 『もっと深く知りたい』というきっかけをつくる春夏秋冬の
 イベントとすること

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テーマの発表の後は、全体で4つのグループに分かれ、各グループ
毎に、アイデアを出し合い、プログラムを組み立てていきました。

そして、ワークショップの最後にはグループごとに企画発表です。

今回は、1000人参加の森の仮装大会や、山歩きと火起こし体験
などの楽しそうなイベントが、各々のグループから発表されました。

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講師の先生からはそれぞれの企画に対する講評をいただきました。

「イベントを行う上で一番大切なのは、何のためにやるかという
目的を設定すること。目的が無かったり、目的から外れたイベントは、
ただ楽しかっただけで終わってしまう」

「イベントを企画している側も楽しめるかどうかも大事にしたい。
企画者と参加者が主体的に関われるイベントが望ましい」


【2日目】技術習得のための実習

2日目は1日目に引き続き、木材コーディネーター能口秀一が講師を
担当しました。

座学1~4で学んだ立木や製品の測定を実際に体験し、測定手法や
測定結果の見方を身に着けます。

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午前中は、サウンドウッズの森にて立木の測定です。胸高直径や
樹高、枝下高の測定、曲がりや節・虫害の有無などの品質を確か
め、原木としての価値を高めるためにはどう造材すべきかを話し
合いました。

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その後、有限会社ウッズの製材所に移動し、原木の材積計算や、
ヤング係数・含水率の測定、JAS目視測定を行いました。また、
虫害や風倒害などの欠点が製材するとどのように現れるのか、
実際に製材品を見て確認しました。

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次回は、再び会場を大阪に移しての座学講義です。

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【次回の講義】

日時   :11月14日(土)10:00〜16:30
講師   :能口秀一(木材コーディネーター)
事務局:安田、山内
インターン生:徳永、森田
場所   :近畿中国森林管理局
内容   :メディア活用講座 写真活用講座 (10:00〜12:00)
            座学5 木材の活用・カスケード利用(13:00〜14:15)
            座学6 木材の価値と価格       (14:30〜15:45)
            考査3                     (16:00〜16:30)
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木材コーディネート検討会

2015年11月09日
                             情報更新2015.11.07


9月に行われた第1回木材コーディネート検討会に続き、第2回目の木材コーディネート
検討会が以下の日程で実施されました。

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第2回木材コーディネート検討会

日時:平成27年11月7日 13:00-17:00
場所:近畿中国森林管理局
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木材コーディネート検討会とは、
木材コーディネーターが集まった組織、木材コーディネート研究会で年に1つ掲げ
られるテーマに沿って、研究を重ねていくための検討部隊です。

今年度は、森を育てる木造建築  というテーマで研究をしています。
初年度である今年は、受講年度ごろから1名ずつ検討会に参加いただいています。

第1回目は、テーマに掲げられている木造建築とはどのような建築を指すのか。
そもそも木材コーディネーターとは何なのか。
などといった多岐にわたる論点で広く意見が交わされました。

第2回目は、これら議論を踏まえたうえで、よりポイントを絞った議論をしました。
今回は、検討会において、最終どのような成果を出すのかということ。
さらに、今後1月・2月・3月に実施予定の外部講師による事例紹介において
どのような講師に来ていただくと良いか。

この2点について議論をしました。

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議論では、
建築の価値をどのように示すのか。
検討会の成果を踏まえて、どのような実務者に講師としてお越しいただくのが
ふさわしいか。
研究会でとしてどのような方向性を目指していくのか。
など、重要なテーマについて意見が交わされました。

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次回は、今回の意見を踏まえ、いよいよ外部講師をお招きしての
研修会となります。


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                               2015.09.05
今年度の木材コーディネート研究会が始動しました。


研究会メンバーより受講年度から各1名検討会メンバーが選出され、
様々な分野、地域で活動しておられる方に結いただき、第1回木材
コーディネート検討会を実施しました。

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第1回木材コーディネート検討会

日時:平成27年9月5日 13:00-17:00
場所:近畿中国森林管理局
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第1回木材コーディネート検討会では、
今年度のテーマである「森を育てる木造建築」を研究するにあたり、
意見出しをするとともに、第2回~第4回講座で紹介する事例の
アイデア出しを行いました。

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「木造建築とは公共建築なのか民間建築なのか、木質化された建築なのか。
どのような建築物を対象とするかで解が異なるのではないか」

「木材流通過程において一部分だけが儲けを得られても仕方がない。
山元への還元額を示す評価システムが必要ではないか」

「第2回目以降の講師を選ぶ際には、地域を限定してはどうか。
地域ごとにどのような供給体制を敷いているかが参加者にとって知りたい情報である」

検討会メンバーからは様々な情報提供、課題提起がなされました。

次回は、今回の議論を基により具体的な講師選定の話に言及して
議論を進めます。