03/01/2020

第9日木材コーディネート基礎講座(令和元年度)

いよいよ木材コーディネート基礎講座の最終回が見えてきました。

本日は、場所を「木材・合板博物館」に移して、各々が作成したビジネスプランを発表します。

ゲスト講師に林材ライターの赤堀氏をお招きしました。

受講生の緊張が伝わる発表の様子をインターン生輪竹、伊能の順でレポートします。

 

【講座概要】

 

日時 :令和2年2月15日(土)10:00~17:00

講師 :赤堀楠雄(林材ライター)

能口秀一(木材コーディネーター)

井上淳治(准木材コーディネーター)

事務局:安田哲也

インターンシップ生:輪竹剛、伊能健悟

場所 :木材・合板博物館

内容 :演習 ビジネスプレゼンテーション第1部 (10:00~12:00)
演習 ビジネスプレゼンテーション第2部 (12:45~15:45)
全体講評 (16:00~16:45)

 

【講座内容】

 

<講座レポート1  作成者:輪竹剛>

 

演習 ビジネスプランプレゼンテーション第1部・第2部

 

これまでの木材コーディネート基礎講座で得た学びと、受講者それぞれが持つ専門分野や強みを融合して、「木材コーディネーターの素養を持った専門家」として活躍できるビジネスプランを発表していただきました。

 

最初に本日のゲスト講師の赤堀氏の紹介がありました。

 

 

 

 

 

プレゼンテーションが終わった後、ゲスト講師として今回の講座に来て頂いた赤堀楠雄氏に加え、これまでの講座や演習で講師を務められた能口秀一氏と井上淳治氏の計3人の講師からの質疑応答を行い、発表したプランの深掘りを行います。

 

 

 

 

 

既に林業の現場業務や、森林組合、製材、建築、行政、地域づくりなど、さまざま分野で活躍されている受講者の皆さんが、それぞれの持ち味を活かし、発表を行いました。

 

 

 

 

ビジネスの種としてアプローチする視点も、商品の企画だけでなく、地域材が流通するための仕組みづくりを行うコーディネート、病虫害対策、林業の新技術活用、さらにこれまで木のモノに触れる機会が少なかった都市住民に対する啓発活動まで、多岐にわたりました。

 

 

 

 

 

これまでの針葉樹人工林だけにとどまらず、広葉樹薪炭材も活かして山の元気を取り戻すといった提案もありました。

 

 

 

 

 

今回の修了課題を検討する中で森や木に対する熱い想いがあふれたからか、ほとんどの受講者が8分間の持ち時間をオーバーしてしまっていました。

 

3人の講師も、15人のプレゼンに熱心に耳を傾けられました。プレゼン後には鋭い質問だけでなく、受講者が発表したビジネスプランに対する叱咤やエールもあり、熱い議論の場となりました。

 

全体講評

 

 

全員の発表後、3人の講師から全員のプレゼンテーションに対するコメントを受けました。

8分の持ち時間内で伝えきれなかったことも含めて、一回のプレゼンでたくさんの情報量を入れすぎたことに対して厳しい指摘がありました。

このプレゼンで最も伝えたいことは何か精査し、スライド内容も厳選していく必要があります。

木材コーディネーターは多くのステイクホルダーを調整していく役割であるため、専門分野を横断して他者に伝える能力が必要なのです。

スライドで他者に伝える中で、「見出し」の言葉で内容を要約することの大切さについても言及がありました。

 

受講者の皆さんはとても高い専門性を持っている方々であると思いましたが、それを活かしてビジネスに繋げていくためのプレゼン能力も、今のこの業界には必要なことだということを強く感じる修了課題発表会となりました。

 

 

<講座レポート2  作成者:伊能健悟>

 

演習 ビジネスプランプレゼンテーション第1部・第2部

 

本日の講座は、今までの講師からレクチャーを受ける形式とは異なり、受講者が事前に考案・提出した木材コーディネート事業プランの発表がメインとなりました。

 

 

発表の順番は当日のくじ引きで決定されました。

受講者のそれぞれの発表時間は、考えてきたビジネスプランの発表・共有が8分、講師陣との質疑応答が5分です。

また、発表の際に利用するスライドの枚数は9枚以内と決められており、こちらも事前に受講者が作成してきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

午前、午後ともに受講者の方の修了課題発表が行われました。

 

 

 

 

 

 

従来から森林・木材業界において課題とされていることに対する解決策の提案であったり、また今までにはないような団体・企業の立ち上げ企画まで、また、メインターゲットも川上から川下まで幅広く出てきました。

 

 

 

 

 

 

受講者は、他受講者の発表に対して評価・質問を記入するシートが配布されており、自身の発表以外も真剣に耳を傾け、自身の発表と比較・再考するような仕組みになっていました。

 

 

全体講評

 

 

修了課題発表会の最後は、講師陣からの全体への講評があり、締めとなりました。

 

 

全体の講評では、どの事業プランも魅力的であったこと、また、8分という短い時間に伝えたいことを凝縮するための資料作成方法・発表構成についても言及がありました。

 

どの受講者の方の事業プランもとても魅力的で、実際に立ち上がったら森林・木材業界がより面白いものになっていくのではないかと強く感じました。

皆さんの発表はどれも個性的でありながら、木材コーディネート基礎講座において重要な概念である「コーディネート」という調整的な機能・役割は共通しており、この講座ならではの修了課題の発表会だと思いました。