03/02/2020

第10日木材コーディネート基礎講座(令和元年度)

令和元年度木材コーディネート基礎講座も最終日となりました。
本日は、昨日に引き続きプレゼンテーションの余韻が残る中での講座です。
インターン生の伊能、輪竹の順でレポートします。

 

【講座概要】
日時 :令和2年2月16日(日)9:30~15:30
講師 :赤堀楠雄(林材ライター)
能口秀一(木材コーディネーター)
井上淳治(准木材コーディネーター)
事務局:安田哲也
インターンシップ生:輪竹剛、伊能健悟

場所 :木材・合板博物館
内容 : 演習 ワークショップ1 (9:30~12:00)
演習 ワークショップ2 (13:00~15:00)
修了式 (15:00~15:30)

 

 

 

<講座レポート1  作成者:伊能健悟>

 

演習 ワークショップ1

 

■ ビジネスプランの深堀り
本日の午前は、昨日の修了課題発表会の中で選ばれた三つの発表について、

受講者・講師陣の全員で再度深堀りをしていきました。
発表の選考基準は、

「より深く論じることで、参加者が得るものが大きいビジネスプラン」であることでした。

 

 

選考の発表は昨日のうちに行われ、

資料を再度編集して臨まれる方もいました。

 

 

 

昨日の修了課題発表会では、質疑応答は講師陣からのみでしたが、

本日は受講生からの質問もあり、昨日よりも活発な議論が巻き起こりました。

 

 

それぞれの発表・事業プランに対して、実現可能性や今後進めていく中で

課題となりそうな部分、どのようなキーパーソンと関わりを作るかといった、

かなり具体的で踏み込んだ内容の議論になりました。

 

■ 赤堀講師の講演

講師賞授与のあと、林業ライターとして活躍されている赤堀氏から講演していただきました。

 

 

赤堀氏の講演では日本の林業の現状について、

身近な例や図・写真等を用いてわかりやすくレクチャーをして頂きました。

 

 

赤堀氏の実際の経験・調査に基づく主張・報告に対し、

受講者もうなずきながら傾聴していました。

 

演習 ワークショップ2

 

■ 能口講師の講演

能口氏から木材コーディネーターの事例紹介という形で

講演をいただきました。

 

 

実際に能口氏が取り組んだ事例を概観し、

事業を進めていく上で困難となったこと、うまくいったこと等について具体的な紹介がありました。

この後のワークショップである「質問作り」を念頭に置きながら、

受講者はそれぞれの視点から能口氏の言葉をメモしていました。

 

■ グループワーク

グループワークでは、受講者がグループに分かれて、

そのグループの中で二つの質問を作り、

能口氏に答えていただくというものでした。

 

 

質問作りを行う意図として、
「他の人がどのようなことを考えているかを知る」
「グループ内で解決できるものは解決する」
というものがあり、これによって短い時間の中で得るものが多い「密度の濃い」質問を作りました。

 

 

 

修了式

 

最後に基礎講座修了者に修了証の配布が行われ、

全体での写真撮影も行い、今年度の木材コーディネーター基礎講座が終了しました。

 

 

 

本日の講座では、他受講者のプランに対する質問やアイディア交換、

グループでの質問作りといった「他者の考え」に対して

自身で考える時間が多く設けられていると感じました。

 

これはやはり木材コーディネータという役割を果たす上で、

地元住民や関係企業の立場・思想を尊重しながら事業を進めていくことが

必要であることを示唆しているのではないかと思います。

また、赤堀氏、能口氏の講演は、どちらも御二人の経験に基づいた

迫力のある内容になっており、

沢山の知見を共有していただきました。

今までこの講座で学んできたことを総復習し、

自身の今後の活動の方向性を考える良い機会となりました。

 

 

<講座レポート2  作成者:輪竹剛>

 

 

演習 ワークショップ1

 

■ ビジネスプランの深堀り
本日は、前日に発表いただいたビジネスプランのうち

講師が選んだ3件についてもう一度発表していただき、

講師でなく他の受講者からの質疑応答を行うことで、

受講者全体でプランの深掘りと実現可能性を探るワークショップを行います。

グループ形式に座ってのスタートです。

 

 

 

受講者からは
「同時に全部の課題解決をやろうとすると継続が難しい。
課題解決に繋がる情報の階層分けをしていったらどうか」
「ITなども活用して情報共有をすすめていったらどうか」
という提案や、事業企画に関する先行事例についての情報交換がありました。

 

 

一方で議論をすすめる中で、計画実現の隘路となる現場の課題も見えてきたり、

発表者から更につっこんだ事業提案があるなど、

前日のプレゼンだけでは知り得なかった多くの情報を受講者同士で共有することができました。

 

■ 講師賞授与
講師が選んだ3件の事業企画が発表され、発表者に表彰されました。

 

 

 

 

■ 赤堀講師による講演
ゲスト講師の赤堀楠雄氏から、森と人との関わりをテーマにして、

各地での先進的な林業と木材活用のさまざまな取り組み事例が紹介されました。

 

 

締めくくりとして、林業や木材活用を取り巻く状況も大きく変化していても、

自然環境を相手にする産業として変わらないこと、

変わってはいけないことを考えていくことが大事だと話がありました。

 

演習 ワークショップ2

 

■ 能口講師による講演
午後は講師の能口秀一氏から講演がありました。

 

 

その後には、講演について質問をまとめるグループワークが控えています。
みなさん、真剣に耳を傾けていました。
講演は、能口秀一氏が代表をされている有限会社ウッズの現在の活動と

活動拠点地域である兵庫県丹波地域の山づくりを軸とした数多くの取り組みの紹介でした。

 

■ グループワーク
受講者は4グループに分かれて質疑内容をグループ内で出し合いました。

次のようなことを意識して質問内容を書き出し、受講者間で何を聞きたいか共有しあいます。

「汎用性が高い質問」
「限られた質問時間を全ての受講者に最大限に有効に使える質問」
「受講者の理解が深まる質問」

 

 

その中で、他の受講者が持っている情報で補えるようなものは、グループワークの中で解決することができます。

 

 

質問内容をカテゴリーで分けることで、

能口講師から本当に聞きたい核心部分はなにかということについて、グループ内でまとめ上げます。

 

 

グループワーク後、各グループ2つに集約した質問を提出し、

能口講師だけでなく他の講師の皆さんも交えて質疑応答を行いました。

 

 

修了式

 

令和元年度の木材コーディネート基礎講座はこの日の講義で終了し、

全ての講座と修了課題を終えた受講生には、修了証が渡されました。

 

 

 

この日は、NPO法人サウンドウッズの理事で兵庫県丹波篠山の林業家の山口祐助氏も

東京会場に駆けつけてくださり、受講者の修了式を見届けてくださいました。