木材コーディネーターインタビュー 建築分野 鈴木 直子さん

2012年12月07日
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  建築分野
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鈴木 直子 国立研究開発法人森林総合研究所 
木材コーディネーター養成基礎講座 2011年度修了
大手住宅メーカーで設計の業務に携わっていたが、今から17,18年前、建材等に利用される接着剤等の化学物質から化学物質過敏症が引き起こされていることを知ったのがきっかけとなり同社を退職し、独立。建材について学ぶうちに森づくりや林業の現状に関心を持ち始める。現在では住工房なお 株式会社の代表取締役として、「森から考える住まい」をテーマに精力的な活動を展開している。

--森に興味を持ったきっかけは何でしょうか。
桂川・相模川流域協議会の森づくり専門委員会という林業の専門集団で組織される委員に任命され、森づくりや林業の現状を学んだことがきっかけです。
ちょうどその頃、良質で安定的な水を確保するため荒廃の進む森林エリアを管理することを目的とした水源環境保全税が地元の神奈川県で導入され、また、山梨県の県有林が当時日本のFSCの1/2を取得していることを知り、木を適切に使うことが森を守ることにつながるのだということを再認識しました。


--木材コーディネーター養成基礎講座を知ったきっかけを教えてください。
バイオマス産業社会ネットワークのセミナーに出席した際にパネラーの1人として木材コーディネーターの能口秀一氏が参加されており、そこで初めて木材コーディネーターの存在を知りじっくり学びたいと思いました。


--木材コーディネーターのどのような点に興味をもたれたのですか。
これまで「木を使うことが森を守ります」をテーマに活動を行っていましたが、自分一人での活動だとどうしても年に何棟かの家を建てるというペースになります。木材コーディネーターという資格を名乗ることができれば、能口さんをはじめとする木材コーディネーターそれぞれの活躍がお互いに影響を与えますし、結果、自分の活動範囲が広がると感じて興味をもちました。

--鈴木さんは遠方(神奈川県鎌倉市)からの通学でしたが、苦労はされませんでしたか。
座学講座は新幹線で通っていましたが、1泊2日の丹波スクーリングは、運転が好きなので車で通っていました。日程は、自営業なので比較的調整しやすい環境にあったと思います。学びたかったので苦労は感じませんでした。



--講座で学んだこと、お仕事で役立っているところはありますか。
林業の現場を訪れた際、「お前にチェーンソーを持てるのか、林業の苦しさがわかるのか」と言われたことがあります。ただ、自分の役割は、その苦しみを知るためにチェーンソーを手に取ることではなく、色んな現場に足を運んで声を聞き、林業の苦しみや現状を自分の言葉として伝えることだと感じています。自分の言葉で伝えるために、今後も様々な知識やボキャブラリーを増やしていきたいと思っています。
木材コーディネーター養成講座で得た知識はもちろんのこと、受講生の専門分野は多岐に渡っているため、他分野とのネットワークが形成され、自分の言葉で伝えるための知識が増えますし、人脈も広がっています。


--今後の抱負をお聞かせ下さい。
設計者さんに働きかけをしたいと思っています。
自身の設計する建築物の木材について関心を持ってもらうことにより、国産材の需要が高まり、ひいては山に利益が還ることにつながるのではないかと思っています。

ありがとうございました。 2012.11.17インタビュー

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