お知らせアーカイブ

木材コーディネーター限定講座<集中講座>

2016年6月28日
平成28年6月11日-12日の一泊二日で、木材コーディネート基礎講座を受講された
木材コーディネート研究会のメンバーを対象とした集中講座が開催されました。


IMG_0025+.jpg

________________

木材コーディネート研究会・集中講座

日程:平成28年6月11日-12日
場所:滋賀県大津市・高島市
________________

集中講座は、1泊2日の現地勉強会です。

今回は、森と街がつながって、木の家づくりを行っている事例として、昨年度、
木材コーディネート基礎講座を受講いただいた一級建築士・宮村太さんが
代表を務める、一般社団法人安曇川流域・森と家づくりの会の活動を取り上げ
ました。

この講座では、2日間かけて賀県大津市及び高島市内の森林現場・製材所
・木造建築物を見学させていただきました。


■6月11日
森林現場
まずは、滋賀県高島市朽木市内の森林現場2か所を見学しました。

1か所目は、栗本林業さんです。
ご案内いただいたのは、栗本慶一氏です。

IMGP8078+.jpg

こちらの森林は、この地域独特の呼び名であるテンネンヤマという天然下種
更新のような択伐施業を行っているのが特徴です。
IMGP8089.JPG


テンネンヤマは、この地域特有の広葉樹と針葉樹が混生した植生を活かした
林業であり、優良な木材となる天然スギが生産されています。
IMGP8093+.jpg

「現在、日本の林業は過渡期を迎えている。今後は、街とつながり、消費者と直接
つながることで、木の良さをしっかり伝えていくことが重要」
栗本さんからは、今後の林業経営についての想いもお話をいただけました。



続いて、梅本林業さんの森林現場を見学しました。
ご案内いただいたのは、梅本健一氏です。

IMGP8131+.jpg

こちらの山でも、芦生杉と呼ばれる、日本海側の地域固有の天然杉が自生
していました。
この地域は、冬になると積雪2mにもなるため、長年雪の重みに耐えた
形跡が見事です。

IMG_0053+.jpg


また、この地域でアテと呼ばれているヒバの天然林も見学させていただきました。
ヒバは、抗菌作用があり、また水に強い性質を持っているため、ここでは水回りの
材として使われているそうです。

栗本氏、梅本氏のいずれの木も、市場は通さず、安曇川流域・森と家づくりの会等
で直接取引をされています。

この会で建築士や工務店、製材所と顔の見える関係になり、情報交換するなかで、
曲がり材や広葉樹の市場価値を見出すことができるようになったとのことでした。


木造建築物

その後、同じく高島市内にある高島市立朽木東小学校朽木中学校の体育館を
見学させていただきました。

IMGP8137+.jpg

こちらは、鉄筋コンクリート造ではありますが、屋根部分は木造アーチ梁方式が
採用されています。

この体育館の特徴の1つは、体育館建設に使用するすべての部材を、朽木中学校の
学校林と高島市有林で調達されたことです。
有数の木材生産地ということもあり、戦後すぐから、校舎建て替えようとして長年、生徒
の手によって整備されてたそうです。

もう1つの特徴は、大屋根の部材を無垢材のみでつくられたことです。
有名な山口県岩国市にある錦帯橋の構造方式を参考にし、「持ち送り重ね梁」という
技術によって無垢材による大屋根が実現しました。


■2日目

製材所

2日目は、昨日見学させていただいた栗本氏・梅本氏とともに安曇川流域・森と家づくり
の会のメンバーとして活躍をされている有限会社川井製材所を見学させていただきました。


ご案内いただいたのは、代表の川井克己氏です。

IMGP8156+.jpg


こちらでは、木材として最高の品質が求められる建具用の材をメインに挽かれています。
色とつやには非常にこだわりを持っておられ、季節や伐採時期の微妙な変化によって
色つやに影響が出るため、製材・伐採時期にもこだわりを持っておられます。

現在では、工務店や建具屋に直売りをされていますが、天然乾燥をされているため、
どんな注文にもすぐに対応ができるよう常に1年分のストックをされています。

IMGP8360.JPG

最後に、安曇川流域・森と家づくりの会のモデルハウスに移動し、中を見学させていた
だくとともに、代表である宮村さんのお話を伺いました。
IMG_0017.JPG


宮村さんからは、滋賀県安曇川流域の地域材利用における各種事業体の特徴や
そこにおける宮村さんの役割について詳しく解説をいただきました。
IMGP8366.JPG


安曇川流域・森と家づくりの会は、安曇川流域の森林を地域の家づくりとして
利用するために、林業家から製材所、工務店、建築士等がメンバーとなって
活動している団体です。

メンバーといえど、それぞれの業務や取り扱う木材の形も異なるため、考え方や
業界用語も当然異なります。それらを翻訳し、つなげ、情報を共有する役割が
必要です。
その役割を宮村さんが担っておられることを改めて認識できました。

2日間に渡り、集中講座で様々な現場へ足を運び、直接森林・木材への想いを
お聞きする事ができ、良い学びの機会となりました。








【開催終了】誰が日本の森を救うのか2016

2016年6月09日
omote.jpg

長らく十分な活用がされてこなかった日本の森林は、ようやく「宝の山」として見直され、資源活用に向けた取組みが全国で進められています。国産木材は身近な暮らしの場面に見つけることが出来るようになり、「木使い時代」が既に始まっています。

しかし、あなたが身近に触れる木材は、
本当に日本の森を救っているのでしょうか?

戦後造林から半世紀を経た緑あふれる日本の森林と、国産材自給率50%を目指し大規模集約化に向かう日本の林業は、今、大きな転換点にあります。連続セミナーでは、日本の森林と木材利用の今を知り、豊富な資源を誇る日本の森林を賢く活かしながら、次世代にその恵みを引き継ぐ為の「森を育てる木づかい」についての議論を展開します。

平成28年度木材コーディネート基礎講座説明会も同時開催!

--------------------------------------------------------------------------------------------

■セミナー情報  

お申し込みは締め切りました。
多数のお申込みをありがとうございました。

開催日程:平成2886日(土曜日)
開催時刻:開場10:00  開始10:30 (終了予定16:30)
開催場所:近畿中国森林管理局 大会議室
               大阪市北区天満橋1丁目8-75
               JR「桜ノ宮駅」より徒歩3分
               地下鉄堺筋線「扇町駅」より徒歩10分

講      師:赤堀楠雄あかほりくすお(林材ライター)
     能口秀一のぐちしゅういち(木材コーディネーター)

定      員:30名申込み先着順)
参 加  費:3,000会員価格:2,500円)
                ※サウンドウッズの会員の方はご本人と同伴者様(1名
                    まで)が会員価格となります。
                    会員登録についての詳細はこちら→
プログラム:
  第1部:木材コーディネート研究会発表「森を育てる木造建築」

  第2部:基調講演「林業の未来をつくる木材コーディネート」赤堀楠雄
  
  第3部:講義「木材の価値が決まる時」能口秀一
 
  第4部:パネルディスカッション
     「日本の森林には、なぜ木材コーディネーターが必要なのか」
     赤堀楠雄×能口秀一×会場参加者
     コーディネーター:安田哲也サウンドウッズ代表理事
      
  ※今年度の木材コーディネート基礎講座のご説明も
   プログラム内でいたします。

※モリスクシンポジウムの予約受付は終了いたしました。
 多数のお申込みありがとうございました。

開催日程:平成28716日(土曜日) 
開催時刻:開場12:30  開始13:00 (終了予定16:30)
開催場所:マイドームおおさか 第1+2会議室
               大阪市中央区本町橋 2-5
               地下鉄堺筋線「堺筋本町駅」から徒歩7分
     地下鉄谷町線「谷町四丁目駅」から徒歩7分
     地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋駅」から徒歩15分
     
講      師:速水亨はやみとおる(林業家・速水林業代表)
    田中淳夫たなかあつお(森林ジャーナリスト)
     能口秀一のぐちしゅういち(木材コーディネーター)

定      員:100申込み先着順)
参 加  費:1,500円会員価格:1,000円)
                ※サウンドウッズの会員の方はご本人と同伴者様(1名
                    まで)が会員価格となります。
                    会員登録についての詳細はこちら→
プログラム:
  第1部:講演A「日本林政の今-来るべき日本の森林の姿-」速水亨
       講演B「林業とは森づくりか?木材生産か?」田中淳夫
     
  第2部:パネルディスカッション「森が日本の山元に利益を還元できるのか」
     速水亨×田中淳夫×能口秀一×会場参加者
     コーディネーター:安田哲也サウンドウッズ代表理事
      
  ※今年度の木材コーディネート基礎講座のご説明も
   プログラム内でいたします。

--------------------------------------------------------------------------------------------

チラシ(627KB)ダウンロードはこちらから

会場地図拡大版ダウンロード
7/16モリスクシンポジウム(175KB)はこちらから
8/6プレセミナー(111KB)こちらから

omote.jpg

ura.jpg