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第3回商品企画プログラム

2017年3月16日
1月より毎月実施されている商品開発プログラムの第3回目が
行われました。
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第3回商品企画プログラム

実施日:平成29年3月11日(土)13:00-17:00
会 場:近畿中国森林管理局
講 師:融点株式会社 代表取締役 秋松太地氏
           NPO法人サウンドウッズ代表理事 安田哲也
主 催:木材コーディネート研究会
事務局:NPO法人サウンドウッズ
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第1回第2回の内容はリンクからご確認ください。


講評会

前回グループごとに練り上げた企画のアイデアを、今回は企画書にまとめたうえで
パワーポイントで発表しました。

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賞品開発のテーマは、「丹波の山口氏の山から搬出される原木を使った
無垢フローリング」でしたが、従来のフローリングの概念に捉われない
ユニークな企画が発表されました。

講評するのはこちらのお二人、1回目からご参加いただいている融点株式
会社の秋松氏と事務局を務めるNPO法人サウンドウッズ代表理事の安田
哲也です。

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講師からは、次のような意見・質問が出ました。

・山口氏の原木を使うメリットはどのように表現されているのか。
・他製品との差別化はどこにあるのか。
・無垢材のマイナス面をプラスに変える発想が面白い。
・販売方法について、リース契約にするのか、売り切りにするのか
もう少し慎重に検討すべき。

参加者からも、企画をより魅力的なものにするために、次のような
意見が出ました。

・商品の利益率が低すぎるので、山元への還元額が小さすぎる。
・オプションの有料サービスを充実させて、利益を生み出すと良い。
・良質材と低質材をパッケージで売るための工夫が必要。




グループワーク
ワーク1

今回の商品企画は、商品そのものを開発するだけが目的では
なく、参加者が地域に戻り、商品開発プロジェクトに木材コーディ
ネーターとして参加するためのノウハウ吸収も目的です。

木材コーディネーターとして求められるスキルの一つに、
「必要な情報を相手に伝わる言葉に翻訳して話す」ことが
あります。

出来上がった企画書を基に、どのような情報をどのように
伝えると良いのかを考察しました。

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商品化するためには、材を山主から供給してもらい、製材所に加工しても
らう必要があります。
製品をオーダーする際に必要十分な情報とは何か。
それを、どのような単位や仕様で説明すると相手に伝わるのか。

これは、同じ業界にいる人であれば当たり前に分かることですが、他の分
野にいるとなかなかみえにくい部分です。

木材コーディネート研究会は、森林林業から木材利用まで、様々な分野の
専門家が集まっているため、互いに教え合いながら考察していきました。



ワーク2

ワーク2では、商品開発プロジェクトに木材コーディネーターとして関わった
際に、どのような役割を発揮し得るのかを検討しました。

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山の価値を因数分解する。品質の担保を行う。ネットワークを作り
出し、理念の共有を図るだけでなく、行動につなげるための「情熱」
に変えるに昇華する。等

山側から利用側まで様々な役割が木材コーディネーターに求められ
るということを共有しました。


最後に

これまで3回に渡りご参加いただいた秋松氏よりコメントをいただきました。

「各グループの本日の企画はまだ荒削りの状態にある。これを商品へと
昇華させるところに木材コーディネーターのポジションがある。
デザイナーは、クライアントとプロの間に入り、調整する役割を担う。
その意味では材コーディネーターと同じポジションである」

「いつも仕事をするうえで大切にしていることは、次の2つである。
クライアントに対して、どれだけ俯瞰して対峙できるか。
クライアントに対して、どれだけ自分事として情熱をもって関与できるか。
である。
この2つの視点を持って今後も取り組んでほしい」


以上で、3回シリーズの商品開発プログラムは一旦終了します。
今後は、発表された4案のうち、次のステップに進む案はどれか、
どのように進めるかを世話役会議で議論をしていきます。