座学7・8木材コーディネート基礎講座(平成30年度)

2018年12月11日
木材コーディネート基礎講座の第6回が行われました。
今回は、インターンシップ生の井上、福田の順でレポートいたします。

【講座概要】
日時 :平成30年12月1日 (土) 10:00~16:30
講師 :二階堂薫 (コピーライター)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
事務局:安田哲也、藤田良子
インターンシップ生:井上峻太郎、福田花梨
場所 :近畿中国森林管理局
内容 : メディア活用講座(コピーライティング講座2) (10:00~12:00)
座学7 木取りと木材価値(13:00~14:45)
座学8 木材の乾燥(14:30~15:45)
考査2(16:00~16:30)

【講座内容】

<講座レポート1 作成者:井上峻太郎>

メディア活用講座2(コピーライティング講座2)

このメディア活用講座は、9月23日の1回目に引き続きコピーライターの二階堂薫氏をお招きして「伝える」表現のための知識や技術を学びました。

はじめに前回のおさらいです。
伝わる言葉、伝わらない言葉にはどんな違いがあったでしょうか。
結論から伝えて、細かいところは後回しにすること、自分が言いたいことを言うのではなく、受け手が知りたい情報を簡潔に伝えることなどを復習しました。

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そしてメインの課題講評会です。
受講生がそれぞれ作ってきた木材コーディネーターとしてのはがき、チラシ、名刺を二階堂氏と受講生全員で講評します。

まず全員の制作物を机に並べて、言いたいことが「伝わる」かどうか、良い点、改善すべき点を付箋に書いて張っていきました。
次に自分の作品の「伝える」ために工夫した点を一人ずつ発表し、それぞれ二階堂氏にコメントをいただきました。

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「文字が多すぎたり小さかったりすると読みにくく、そもそも読んでもらえない可能性もある。」
「空白を絵で埋めたくなるのは伝えたいメッセージが明確でないから。」
「きれいに作るのではなく、あくまで伝わるかどうか。
自分にしか言えない独自の表現の方が印象に残る。」

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それぞれ指摘を受け、受講生の皆さんも木材コーディネーターとして情報を発信する際の参考になったようです。

また、昼休みの時間には二階堂氏が作成に携わったパンフレットを見せていただき、その制作過程のお話も聞くことができました。


座学7 木取りと木材価値

ここからは木材コーディネーターの能口秀一氏による講義です。
次回の丹波でのスクーリングに向けて、原木の持つ潜在価値と製材技術による商品価値や、木取りに適した原木選択について学びました。

まずは原木の持つ潜在価値を知ることが原木を無駄なく活かすことに繋がると、能口氏や受講生の実体験も踏まえて説明がありました。

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「森林所有者と最終消費者のために木を活かすには、木材コーディネーターが原木の特徴を見極めてそれを活かせる製材技術を提案する必要がある」
「適切に製材できてもその販路が分からなければ価値を最大限に高めることができない」
と解説があり、製材だけでなくその前後が見えることが大切であると感じました。

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製材技術については鋸入れによって杢目が変わる事や、製品の値段にも大きく影響することを図も交えて教わりました。
次回のスクーリングで実際に木取りを体験し、今回の講義内容を現物で確認してみたくなりました。

座学8 木材の乾燥

まず、乾燥方法にはどんな種類があるか解説がありました。
大きく天然乾燥と人工乾燥に分かれ、人工乾燥は蒸気加熱式、減圧式、高周波式などたくさんの種類があります。

乾燥方法の選択には樹種や材の用途、仕上げの含水率、ランニングコストなど様々な点を考慮する必要があるそうです。
また乾燥によって材の収縮が起こることや、割れ、曲がりといった損傷が生じることもあり、状況に応じた適切な乾燥方法を選択することがとても重要だと説明がありました。

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「乾燥のスケジュールに養生期間入れないと水分傾斜が無くならず、割れの原因となる」
「乾燥設備の能力がどの程度なのか、窯をどのように回すか(どういうサイクルでどのような材をどれだけ投入して乾燥させるのか)地域ごとに知っておく必要がある」

と説明があり、乾燥の技術的な面だけでなく、工程管理も含めた難しさが理解できました。


<講座レポート2 作成者:福田花梨>

メディア活用講座2(コピーライティング講座2)

講師は二階堂薫氏です。
最初に前回のコピーライティング講座の復習から行いました。
伝わる言葉、伝わらない言葉についてや、受け手側の気持ちになって考える事の大切さなどを再確認する時間になりました。

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そして、本日は主に、受講生が持参した課題の講評会を行いました。
受講生同士でそれぞれの制作物の良いところや改善点をポストイットに記入しました。

その後、二階堂氏からの講評を受け、受講生の皆さんは、まだまだ改善することがあり、もっと良い作品にするために改善していきたいと言っていました。
また、客観的な意見や人の講評を聞くことで、自分の制作物の改善点に気づいた方も多かったようです。

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講座が終了してから、二階堂氏の言葉をのせたパンフレットやカタログなどを見せていただきました。
とても見やすくわかり易いパンフレットで、受講生の皆さんも感心していました。

座学7 木取りと木材価値

ここからの講師は能口秀一です。
この講義では、木材コーディネーターとして木を適材適所に活かす製材技術について学びました。

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一本の木から取れる木材の価値は製材の方法によって大きく変わります。
ノコの挽き方によって変化する木目を、切る前に想像することが大切だということでした。
まっすぐ同じ太さではない木にノコを入れた時の木目を想像することは難しく、皆さん苦労しておられました。

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原木の外観から、何通りもある木取りの中から最適な木取りを選ぶことで、適材適所に木材が使われ、木材の高付加価値化につながります。
5mmノコを入れる位置をずらすだけで値段が大きく変わることもあるそうです。
製材方法によって森林への還元のためになるということがよくわかりました。

座学8 木材の乾燥

木材の製材に欠かせない行程である乾燥について学びました。
木材の乾燥は、強度を上げる、加工性の向上、接着性能の確保、腐朽菌や変色菌による劣化の防止などに必要な作業で、木材をどんな形で市場に出すとしても重要な作業行程です。

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天然乾燥と人工乾燥がありますが、人工乾燥の種類について学びました。
様々な乾燥方法があり、それぞれ乾燥するときの温度・湿度・圧力などが違います。
樹種や材質、材の用途、含水率、コストなどを総合的に考慮して方法を選択することが重要で、専門的な知識が必要です。

より自分たちの生活に近い木材の姿に変わる行程を学ぶことで木材の流通の全体を見ることができたと思います。

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最後に、事務局より次回までの宿題について解説がありました。
次回は今回学んだことを丹波へ行って実際に行います。
より理解を深めることができると思うので楽しみにしています。



【次回のお知らせ】
第7回
日時 :12月15日(土) 10:00~17:00
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
中島彩(有限会社ウッズ)
場所 : 前山(さきやま)地区
前山(さきやま)コミュニティーセンター
内容 : 山の棚卸し10:00~16:00
ワークショップ16:00~17:00
第8回
日時 :12月16日(日) 08:30~16:30
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
場所 : 丹波市幸世交流施設
有限会社ウッズ製材所
内容 : 演習講座5・608:30~12:00
演習講座7・813:00~16:30