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実習5・6木材コーディネート基礎講座(平成30年度)

2019年3月01日
平成30年度木材コーディネート基礎講座も早いもので、最終回になります。
第10回は、受講生各自がビジネスプランのプレゼンテーションを行い、
翌日の第11回は、プレゼンテーションについての意見交換会やループワークを行いました。
今回は、インターンシップ生の井上がレポートします。

第10回、第11回の講座は以下の通りです。
【講座概要】
日時 : 第10回 2月 9日(土) 13:00~18:00
第11回 2月10日(日) 09:00~16:30
講師 : 田中淳夫(森林ジャーナリスト)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
井上淳治(きまま工房木楽里・准木材コーディネーター)
事務局: 安田哲也
インターンシップ生:井上峻太郎
場所 : 近畿中国森林管理局
内容 :
 第10回 ビジネスプランプレゼンテーション(13:00~18:00)
 第11回 ワークショップ(09:00~16:30)

【講座内容】

<講座レポート 作成者:井上峻太郎>

第10回実習「ビジネスプラン・プレゼンテーション」

約半年間にわたった木材コーディネート基礎講座も遂にこの2日間で終わりを迎えます。
本日は受講生それぞれのビジネスプラン・プレゼンテーションです。

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講座の締めくくりとして、自身にとっての木材コーディネーターの仕事とはどのようなものか、各々がビジネスプランとしてまとめ発表しました。
プレゼン時間が8分と短いため、その中で伝えたいことをどのようにまとめて話すかという能力も問われました。

ゲスト講師として森林ジャーナリストの田中淳夫氏をお招きし、基礎講座の講師であり木材コーディネーターの能口秀一氏、准木材コーディネーターの井上淳治氏を加え、様々な視点から講評をいただきました。

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講師からさまざまな意見をいただきます。

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プレゼンにも熱が入ります。

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「地域全体でやろうとしているのか、一つの会社でやろうとしているのか、それによってしくみが変わってくる」
「プレゼンのやり方が良くない。誰に聞いてもらうのか、相手に何を伝えたいのか、もっと意識して発表するべき」
「木材コーディネーターとして、自身がどの立場にいるのかが見えにくい」
「現状での課題をどのように克服するかが聞きたい。そこをいかにクリアするかを考えないと決意表明で終わってしまう」
「地域材を使ったことで(値段が)高くなった分はどのように説明して売るのか」

など、鋭いご指摘をたくさんいただき、受講生それぞれが今後実現に移していく上での参考になったようでした。
また、受講生同士も評価シートにコメントを記入し、お互いのプレゼンを評価し合いました。
最後にインターンの私も発表する機会をいただき、今後実行していく際のヒントを得ることができました。

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講師の方に全体講評をいただき、本日の講座は終了となりました。


第11回実習「ワークショップ」

■ビジネスプラン・ワークショップ

昨日のビジネスプラン・プレゼンテーションで、より詳細に内容を検討したいプランが、講師により2つ選ばれ、それらについての質疑応答や意見交換が行われました。

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昨日は講師陣によるコメントが中心でしたが、今回は受講生間で疑問点や実現に向けたアドバイスが交わされました。

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講師賞の発表があり、3人の講師がそれぞれ応援したい方に対して推薦する本を贈りました。

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■講師の講評と最近の事例紹介

続いて、田中講師に"なぜ「林業振興」をめざすのか、何が「林業振興」なのか"と題して講演をしていただきました。

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「なぜ林業を振興したいか、環境のため、森が好き、など様々な理由があるだろうが、やはり地域を活性化するためなのでは」
「地域の活性化と言も、人口の増加、若者が多くなる、住民が楽しく暮らすなど様々なことが言えるが結局は地域にお金が落ちて経済的に豊かになるところから始まる」

と林業振興と地域活性化の切り離せない関係や、そのための木材利用だけに頼らない森林全体からの収益に注目する重要性を具体的に説明していただきました。

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その上で、
「森林から十分な純益を上げ、各者に利益が適正配分され、経営が持続的でなければならない。そこに木材コーディネーターの存在意義がある」
とのことでした。


■グループワークショップ

昼食を挟み、午後は「大径原木を活かした商品企画の提案」というテーマのワークショップを行いました。
3つのグループに分かれて、100年生のスギ1haを皆伐したと想定し、立木価値を最大限に高めて販売するにはどうすれば良いか商品企画を考えました。

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まずは個人でアイデアを書き出し、それをグループで共有して企画としてまとめ、商品広告を作るという内容でした。
各グループには講師が一人ずつ入り、アドバイスをもらうことができました。

「大径材だからこそできるアイデアを。小径木でもできることをわざわざこの材でやる必要はないのでは」
「アイデアを出した時点では突拍子もないことでも、それを否定せずに煮詰めていると思いもよらず良い案になることがある」
などとご意見をいただきながら企画をまとめ、最後にグループごとに発表しました。

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特に価格や山元への還元効果がどの程度なのかについては質問や意見がたくさん出ました。
講師からもご意見をいただき、今後考えていく参考になりました。

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■修了式

講座の全課程を修了した受講生に修了証が授与されました。

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■さいごに

この半年間、山林や木材の品質評価、その効果的な利用の仕方など様々な観点から、どうすれば木の価値を最大限に高めて山元へ利益が還元できるか、という問題について考えてきました。
今回プレゼンしたプランについても、まだまだ実践となると課題がたくさんありますが、講座で学んだことを活かして少しずつ実現させていくつもりです。

講師、事務局の皆さん、一緒に学んだ受講生の皆さん、本当にお世話になりました。
それぞれが木材コーディネーターとして活躍し、一緒に林業と地域を盛り上げていけたらいいなと思っています。

座学9-12木材コーディネート基礎講座(平成30年度)

2019年1月21日
木材コーディネート基礎講座はいよいよ大詰め第9回目が開催されました。
今回はインターンシップ生の井上がレポートします。

第9回の講座は以下の通りです。
【講座概要】
日時 :1月12日(土) 10:00~17:00
講師 : 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
山崎正夫(SHARE WOODS代表・准木材コーディネーター)
事務局:安田哲也
インターン生:井上峻太郎
場所 : 近畿中国森林管理局
内容 : 座学9「木材コーディネート事例A一般建築」10:00~11:00
座学10「木材コーディネート事例B公共建築」11:00~12:00
座学11「関係者ネットワークとリスクヘッジ」13:00~14:30
座学12「森林と木材流通の各種制度」14:30~16:00
木材コーディネート事例発表会16:00~17:00

【講座内容】

<講座レポート 作成者:井上峻太郎>

座学9 木材コーディネート事例A 一般建築例

サウンドウッズ代表理事の安田氏による講義よりはじまりました。
ここでは改めて木材コーディネーターの役割を確認し、民間における木材コーディネートの事例が紹介されました。

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「サウンドウッズが目指す木材コーディネートとは、森林所有者への利益の還元はもちろんだが、同時にユーザーに良質な木材を提供できること。
流通の両端を満足させるために木材流通を統括し、流通全体の利益を適切に分配する必要がある」
「木を使うことは手段で、それを通じて林業の持続的な経営を支えるのが目的」

と木材コーディネーターはどうあるべきか改めてその役目について復習しました。

木材コーディネーターの契約形態については、木材コーディネート料(コンサルティング料)はまだ社会で認知されておらず、これのみで収益を得るのは難しいとのことでした。

また、安田氏が能口氏と共にサウンドウッズを立ち上げた経緯についてもご自身の経歴から説明していただきました。
民間のコーディネート事例としては、県内人工林の活用した家づくりのサポートや、建築のニーズと立木生産の仲立ちができる立木検索システムの例などの説明がありました。


座学10 木材コーディネート事例B 公共建築例

引き続き、木材コーディネート事例として公共プロジェクトの例が紹介されました。
まず、公共建築の木質化が難しい理由について解説がありました。
そこには発注者、設計者、木材供給それぞれに課題があるとし、木材の発注や設計への不慣れや安定供給の難しさなどが複合的に絡んでいるからだそうです。
一方で一般住宅の新築需要は減ってマーケットが縮小し、非住宅の木造・木質化に期待が高まっているようです。

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ここでは、サウンドウッズが事業プロデュース、木材コーディネートした公共木造施設建設事業の例として「木の学校」の事例が紹介されました。
「地域を知る教材となる、木の学校」となるように、地域資源である木材を活かし、地域の人たちとの関わりの中で建設、運営を行うプロジェクトでした。
地域材活用が地域に何をもたらすのか、具体例から学べました。


座学11 関係業者ネットワークとリスクヘッジ

午後からは能口氏による講義です。
まず、「木材コーディネーターが地域材流通のネットワークを構築する際、それぞれの地域の既存の役割を担うキーマンを探すのが重要」
と、誰が地域の木材流通の中心となっていて、そこに情報が集まるのか把握することが必要になるそうです。

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そして適切なコーディネートを行うための連携業者それぞれの体制について、どんな情報をチェックしておかなければならないのか、業者別に確認していきました。
地域材流通で起こりがちなのは、対象エリアからの供給力とエンドユーザーの消費量のバランスが取れないことで、適正規模の連携を考えることが重要だそうです。
また、リスクヘッジについて計画段階における検討項目から品質の確保に至るまでの解説もありました。

座学12 森林と木材流通の各種制度

最初にFSCやSGECといった各種森林認証について、どのような目的の制度なのか解説がありました。

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県産の認証材についても、地区名や業者などまで細かく記載されるようになってきているそうです。
また、補助制度については木材流通のどの段階を支援するのかによって仕組みが変わりますが、林産業界重視から森林保全を重視する傾向が強まっているとのことでした。
また、それらの結果できあがる将来の森林のイメージは、やはり山主が持つべきなのではないかと強調されていました。


これが最終講義であったため、講義の終わりに能口氏から
「この講座を入り口として、木材コーディネーターとしての視点を持ち、小さなところからでも地域の木材流通に積極的に関わってほしい」
と受講生へエールが送られました。


木材コーディネート事例発表

最後に木材コーディネート基礎講座の修了生で准木材コーディネーターの山崎正夫氏(SHARE WOODS代表)に木材コーディネートの事例を発表していただきました。

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六甲山の森林の手入れや、伐採した木材を有効活用するための「KOBEもりの木プロジェクト」や、新たな神戸のものづくり拠点をめざした「マルナカ工作所」など興味深い活動がたくさん出てきました。
山を有効利用しながら、ローカルのものづくりの仕組みを活かしており、「やま」「うみ」「まち」が循環する神戸を目指されているとのことでした。
森と街を繋げるという点について受講生の皆さんもとても参考になったようでした。

木材コーディネーターは木材流通で今一番求められている人材でありながら、そのような人材を育て、雇用できる基盤が整っていないことが問題であると改めて実感しました。
山崎氏のように地域の資源を上手く活用してコーディネートしている例もあり、工夫次第でどの地域にも可能性はあると感じます。
重要なのは、ある分野の専門性を持ちながらも常にその地域全体を見渡す視点を忘れないことだと思いました。


【次回の講座】
日時 :第10回2月 9日(土) 13:00~18:00
第11回2月10日(日) 09:00~16:30
講師 :田中淳夫(森林ジャーナリスト)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
井上淳治(きまま工房木楽里・准木材コーディネーター)
場所 :近畿中国森林管理局
内容 :第10回ビジネスプランプレゼンテーション 13:00~18:00
第11回ワークショップ 09:00~16:30

実習3・4木材コーディネート基礎講座(平成30年度)

2018年12月25日
実習講座の第2回目が、初冬の丹波で合宿形式で行われました。
今回は、インターンシップ生の福田、井上の順でレポートいたします。

今回の内容は次の通りです。

【講座概要】
第7回
日時 :12月15日(土) 10:00~17:00
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
中島彩(有限会社ウッズ)
事務局: 安田哲也、井上淳治
インターンシップ生:井上峻太郎、福田花梨
場所 : 前山(さきやま)地区
前山(さきやま)コミュニティーセンター
内容 : 山の棚卸し10:00~16:00
ワークショップ16:00~17:00
第8回
日時 :12月16日(日) 08:30~16:30
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
事務局: 安田哲也、井上淳治
インターンシップ生:井上峻太郎、福田花梨
場所 : 丹波市幸世交流施設
有限会社ウッズ製材所
内容 : 演習講座5・608:30~12:00
演習講座7・813:00~16:30

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【講座内容】

<講座レポート1 作成者:福田花梨>

第7回マーケティング実習「山の棚卸し」

講師は中島彩氏と能口秀一氏が務めました。
最初に、前回の丹波スクーリングで森の健康診断を行った山へ向かい、山の棚おろしを行いました。
調査地に到着すると、1人1本、好きな木を選び、その木を原木にした時の値段を予想しました。
そして調査地にある木全ての値段の合計がいくらぐらいなのかも予想しました。

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そして、調査地内の木の特徴を、曲がりや傷があるかという点で観察し、記録しました。
そして、講師が木を1本切り倒しました。
実は、私は、この山の棚卸しで実際に立木を伐採するところを初めて見ました。
座学だけではわからない、間伐の大変さとかかるコストを身にしみて感じました。

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どの長さを何本取ると最も利益が出るのかを考え、皆さんで決めたスパンで丸太を切っていきました。
玉切りした箇所を輪切りにして、直径を計測するためのサンプルとして持って山をおりました。

午後からは、持ち帰った丸太の輪切りを基準にして、伐採した立木の金額を算出します。

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4枚の丸太の輪切りがあったので、それぞれの年輪の幅や数をグループに分かれて調べました。

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先日学んだ幹材積を丸太の輪切りから得られるデータをもとに計算し、最後に単価を掛け合わせて金額を算出できました。
この金額より、計測付近の立木を伐採して玉切りすると、どれぐらいになるのかやっと想像ができるようになります。


第7回ワークショップ

続いて、山の棚卸し作業の目的である、間伐を行った場合の木材の価格と行っていない場合の価格の違いを計算しました。
その結果をもとに、間伐をした場合、10年後にどれほどの価値がつくのかを、具体的な価格で求めました。

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具体的な価格で利益がわかる、山の棚卸しがどのように活用できるのかをグループごとに話し合い、発表してワークショップは終了しました。

山の棚卸しをどのように使うかというところでは、実際にこれだけの利益が出るのかはわかりませんが、山主さんに、間伐をするメリットを知ってもらい、山の手入れに興味を持ってもらうことができるのではないかと思いました。


第8回演習5・6 価値の設定・製材コスト把握・公認評価例

前回の講座の宿題の答え合わせをグループに分かれて行いました。
宿題とは、設計図面を見て、どの大きさの木材が何本必要かまとめるものです。
これができないと、実際に木材を発注することができません。

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1グループに1人は建築に携わったことのある方がおられたので、その方を中心に進めました。
わからないことは講師に質問する時間もあり、建築の専門知識のない方にも理解していただける内容でした。

次に、サウンドウッズの製材所の原木置き場にて、これから製材する原木の決定と、その木取りを考えました。

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前回の座学でも学んだとおり、ノコを入れる位置が少しずれるだけで価値が大きく変わります。
できるだけ曲がりのない原木を選び、節の位置や傷の有無を念入りに確認し、価値のある木材が多く取れる木取りを時間をかけて考えました。


第8回演習7・8 木どり演習・木どり製材体験

午前の部で考えた木取りをもとに、実際に製材をしていきました。
能口氏よりアドバイスを受け、製材の直前まで木取りを熟考しているグループもありました。

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また、一面切ってみて、節が出そうだからと取る材料を変えたりしており、柔軟な対応が求められる作業でした。
全てのグループの製材が終わると、歩留まりの計算や、仮の価格を設定して、取れた木材の利益の計算を行いました。

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最後に能口氏から講評があり、グループごとに反省点が見つかりました。
これで丹波スクーリングが終了しました。

木取りを考える演習は、時間を忘れてしまうほど、没頭しました。
木取りは何通りもあるので、最も良い木取りを考えるのは難しかったです。

私のグループは最初に少し曲がりのある原木を選んでしまい、その分難しい製材となりましたが、専門知識をお持ちの方や講師のアドバイスもあり、歩留まりよく綺麗な木材が製材できた時はとても達成感がありました。

前回の丹波スクーリングと合わせて、普段の生活では想像できない木材流通の川上の部分を具体的に学ぶことができました。
それによって木材ができるまでの大変さも理解し、木材にもっと価値がつくにはどうすれば良いのかを考えなければならないと感じました。


<講座レポート2 作成者:井上峻太郎>

第7回マーケティング実習「山の棚卸し」

「山の棚おろし」では、10月13日に行った「森の健康診断」のデータを基にして、木材の品質についての調査・判定を加えることで、山にどのような品質の木材がどれ程の量あり、いくらの価値があるのか試算を行います。
それによって、山林所有者が山の価値を認識してくれることを目指す手法です。

前山コミュニティセンターに集合してから、以前「森の健康診断」を行ったヒノキ林まで登って調査を始めました。
講師は能口氏、中島氏です。

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まずは「森の健康診断」と同じ調査地(100㎡)を囲み、各々がその中の1本を選んでその木とエリア全体(12本)の価格がいくらになるのか予想します。
各々が実務経験や講座の内容を思い出しながら様々な観点で価格の目算を立てました。

次に腐れ、キズ、曲がり、といった欠点や枝打ちの有無を確認し記録します。
「枝打ちをしているかどうかは、枝の跡が一定のところで揃っているかどうかで分かる」
と、能口氏にポイントを教わりながら、それぞれの立木を評価していきました。

一通り立木段階での調査が終わると、平均胸高直径に一番近い木を試験伐採木として定め、それを中島氏が伐倒しました。

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試験伐採木は樹高、樹冠長、元口から1メートルごとの直径を測った後、造材しました。
できるだけ直材を取れるように吟味した上で、今回は元口から4、3、3、4mメートルの順で切り分けました。

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また、この木は根元部分が腐っていたため、腐りがどの高さ、深さまで入っているか確認しました。
ここまでで午前中の山での調査は終了しました。

午後からは前山コミュニセンターに戻り、午前中の調査で得られたデータを基に、調査地の立木の品質判定と価値の評価をしました。

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材の欠点も評価係数として考慮した上で、材積と市場の原木単価から調査地(12本)の金額を計算していくと、4万円強になりました。
ただし、この金額はあくまで市場で予想される販売価格であり、実際に伐るとなると搬出コストや人件費なども勘案しなければならない、と補足がありました。

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予め予想した金額と比べて、受講生はそれぞれどのように感じたでしょうか。
また、試験伐採木の造材について、元口から3、3、4、4mで切った方が約10%高く売れたことも分かり、造材一つを取っても意識するかしないかで価格が大きく異なってくることが分かりました。

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第7回ワークショップ

現在の価格が出たところで、今度はそこから10年間放置した場合とすぐに間伐して10年間おいた場合の材積や価値を予測して、両者を比較します。

試験伐採木を輪切りにして持ち帰ったサンプルの年輪の成長具合を観察することで、今後の肥大成長もある程度推測が可能です。
最終的な両者の価格は、間伐を行った場合(間伐材収入を含めて)6.7万円強、しなかった場合5.1万円強となり、間伐の効果が窺えました。

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「山の棚おろしは山主が主体的に山の価値を判断できる指標となるように行う。
山に価値を見出せなければ、山を手放していく」と、能口氏からお話があり、
「この山の棚おろしをどんなことに使うか?どんな風に使えるか?」という点についてグループで話し合いました。

「具体的な数字を使って山主さんが山へ興味を持ってもらうキッカケを作る」
「山主さんへいつ間伐したら、いくら返せるかを示せるようになれば」
「山主さんが山の評価をする事で次世代へ繋げられる」

など様々な意見が出ました。山の価値について、自ら体験し具体的な数字で示せることで、山主を次の行動に促すことができるツールであると感じました。


第8回演習5・6 価値の設定・製材コスト把握・公認評価例

この演習講座では今までの座学で学んだ木拾い・木取り・製材までの流れを実際に体験しました。

まず安田氏から宿題で出されていた木拾い表について解説があり、グループ毎に表を整理しました。
それぞれのグループには建築分野の受講生がいるので、その方々からも教わることができました。

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寸法を出すときには、図面長にホゾ長を入れて実長を出し、最終的に製材長を出します。
3m、4mの製材品から部材を取る際に、できるだけ端材を少なくできると良いとのことでした。

一通り木拾い表が完成すると有限会社ウッズの製材所に移動し、グループごとに製材する原木を選び、それぞれ試行錯誤しながら木取りを考えました。

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左右非対称だと製材後に酷く反ってしまう等指摘を受けて、何度もやり直しました。
また、原木は若干歪んでいたり、芯が中心でなかったりするので、それぞれの特徴を掴んで木取りを考えることが重要であると感じました。

第8回演習7・8 木どり演習・木どり製材体験

午後は、午前中に木取りをした原木を実際に製材しました。

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実際に製材をしてみると、原木の曲がりや節の影響でなかなか計算通りには行かず、途中で木取りを変更することもありました。
切ってみなければと分からないこともありますが、原木段階で製材後のイメージを持つ重要性を痛感しました。

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製材が終わると、歩留まりを計算し、さらに全ての製材品価格の合計から元の原木の価格を引いたものをグループ毎に出して、どの程度利益が出たのかを確かめました。

能口氏には、
「木取りによってはもっと高く売ることができた。
歩留まりをよくすることも重要だが、ただ歩留まりだけにこだわるのではなく、どこで切れば節が出ないのか、どの長さの製品にするべきか考えて、製材しなければならない」

と指摘を受け、結果的に歩留まりが落ちても、製品全体の価格は高くなることもあるとのことでした。
それらの具体例を実際にいくつかの部材を使って解説していただきました。

原木の持つ可能性をどれだけ引き出せるかは、木取りの上手さに掛かっていると言っても過言ではないと思いました。


第9回
日時 :1月12日(土) 10:00~17:00
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
場所 : 近畿中国森林管理局
内容 : 座学9「木材コーディネート事例A一般建築」10:00~11:00
座学10「木材コーディネート事例B公共建築」11:00~12:00
座学11「関係者ネットワークとリスクヘッジ」13:00~14:30
座学12「森林と木材流通の各種制度」14:30~16:00
木材コーディネート事例発表会16:00~17:00

座学7・8木材コーディネート基礎講座(平成30年度)

2018年12月11日
木材コーディネート基礎講座の第6回が行われました。
今回は、インターンシップ生の井上、福田の順でレポートいたします。

【講座概要】
日時 :平成30年12月1日 (土) 10:00~16:30
講師 :二階堂薫 (コピーライター)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
事務局:安田哲也、藤田良子
インターンシップ生:井上峻太郎、福田花梨
場所 :近畿中国森林管理局
内容 : メディア活用講座(コピーライティング講座2) (10:00~12:00)
座学7 木取りと木材価値(13:00~14:45)
座学8 木材の乾燥(14:30~15:45)
考査2(16:00~16:30)

【講座内容】

<講座レポート1 作成者:井上峻太郎>

メディア活用講座2(コピーライティング講座2)

このメディア活用講座は、9月23日の1回目に引き続きコピーライターの二階堂薫氏をお招きして「伝える」表現のための知識や技術を学びました。

はじめに前回のおさらいです。
伝わる言葉、伝わらない言葉にはどんな違いがあったでしょうか。
結論から伝えて、細かいところは後回しにすること、自分が言いたいことを言うのではなく、受け手が知りたい情報を簡潔に伝えることなどを復習しました。

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そしてメインの課題講評会です。
受講生がそれぞれ作ってきた木材コーディネーターとしてのはがき、チラシ、名刺を二階堂氏と受講生全員で講評します。

まず全員の制作物を机に並べて、言いたいことが「伝わる」かどうか、良い点、改善すべき点を付箋に書いて張っていきました。
次に自分の作品の「伝える」ために工夫した点を一人ずつ発表し、それぞれ二階堂氏にコメントをいただきました。

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「文字が多すぎたり小さかったりすると読みにくく、そもそも読んでもらえない可能性もある。」
「空白を絵で埋めたくなるのは伝えたいメッセージが明確でないから。」
「きれいに作るのではなく、あくまで伝わるかどうか。
自分にしか言えない独自の表現の方が印象に残る。」

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それぞれ指摘を受け、受講生の皆さんも木材コーディネーターとして情報を発信する際の参考になったようです。

また、昼休みの時間には二階堂氏が作成に携わったパンフレットを見せていただき、その制作過程のお話も聞くことができました。


座学7 木取りと木材価値

ここからは木材コーディネーターの能口秀一氏による講義です。
次回の丹波でのスクーリングに向けて、原木の持つ潜在価値と製材技術による商品価値や、木取りに適した原木選択について学びました。

まずは原木の持つ潜在価値を知ることが原木を無駄なく活かすことに繋がると、能口氏や受講生の実体験も踏まえて説明がありました。

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「森林所有者と最終消費者のために木を活かすには、木材コーディネーターが原木の特徴を見極めてそれを活かせる製材技術を提案する必要がある」
「適切に製材できてもその販路が分からなければ価値を最大限に高めることができない」
と解説があり、製材だけでなくその前後が見えることが大切であると感じました。

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製材技術については鋸入れによって杢目が変わる事や、製品の値段にも大きく影響することを図も交えて教わりました。
次回のスクーリングで実際に木取りを体験し、今回の講義内容を現物で確認してみたくなりました。

座学8 木材の乾燥

まず、乾燥方法にはどんな種類があるか解説がありました。
大きく天然乾燥と人工乾燥に分かれ、人工乾燥は蒸気加熱式、減圧式、高周波式などたくさんの種類があります。

乾燥方法の選択には樹種や材の用途、仕上げの含水率、ランニングコストなど様々な点を考慮する必要があるそうです。
また乾燥によって材の収縮が起こることや、割れ、曲がりといった損傷が生じることもあり、状況に応じた適切な乾燥方法を選択することがとても重要だと説明がありました。

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「乾燥のスケジュールに養生期間入れないと水分傾斜が無くならず、割れの原因となる」
「乾燥設備の能力がどの程度なのか、窯をどのように回すか(どういうサイクルでどのような材をどれだけ投入して乾燥させるのか)地域ごとに知っておく必要がある」

と説明があり、乾燥の技術的な面だけでなく、工程管理も含めた難しさが理解できました。


<講座レポート2 作成者:福田花梨>

メディア活用講座2(コピーライティング講座2)

講師は二階堂薫氏です。
最初に前回のコピーライティング講座の復習から行いました。
伝わる言葉、伝わらない言葉についてや、受け手側の気持ちになって考える事の大切さなどを再確認する時間になりました。

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そして、本日は主に、受講生が持参した課題の講評会を行いました。
受講生同士でそれぞれの制作物の良いところや改善点をポストイットに記入しました。

その後、二階堂氏からの講評を受け、受講生の皆さんは、まだまだ改善することがあり、もっと良い作品にするために改善していきたいと言っていました。
また、客観的な意見や人の講評を聞くことで、自分の制作物の改善点に気づいた方も多かったようです。

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講座が終了してから、二階堂氏の言葉をのせたパンフレットやカタログなどを見せていただきました。
とても見やすくわかり易いパンフレットで、受講生の皆さんも感心していました。

座学7 木取りと木材価値

ここからの講師は能口秀一です。
この講義では、木材コーディネーターとして木を適材適所に活かす製材技術について学びました。

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一本の木から取れる木材の価値は製材の方法によって大きく変わります。
ノコの挽き方によって変化する木目を、切る前に想像することが大切だということでした。
まっすぐ同じ太さではない木にノコを入れた時の木目を想像することは難しく、皆さん苦労しておられました。

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原木の外観から、何通りもある木取りの中から最適な木取りを選ぶことで、適材適所に木材が使われ、木材の高付加価値化につながります。
5mmノコを入れる位置をずらすだけで値段が大きく変わることもあるそうです。
製材方法によって森林への還元のためになるということがよくわかりました。

座学8 木材の乾燥

木材の製材に欠かせない行程である乾燥について学びました。
木材の乾燥は、強度を上げる、加工性の向上、接着性能の確保、腐朽菌や変色菌による劣化の防止などに必要な作業で、木材をどんな形で市場に出すとしても重要な作業行程です。

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天然乾燥と人工乾燥がありますが、人工乾燥の種類について学びました。
様々な乾燥方法があり、それぞれ乾燥するときの温度・湿度・圧力などが違います。
樹種や材質、材の用途、含水率、コストなどを総合的に考慮して方法を選択することが重要で、専門的な知識が必要です。

より自分たちの生活に近い木材の姿に変わる行程を学ぶことで木材の流通の全体を見ることができたと思います。

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最後に、事務局より次回までの宿題について解説がありました。
次回は今回学んだことを丹波へ行って実際に行います。
より理解を深めることができると思うので楽しみにしています。



【次回のお知らせ】
第7回
日時 :12月15日(土) 10:00~17:00
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
中島彩(有限会社ウッズ)
場所 : 前山(さきやま)地区
前山(さきやま)コミュニティーセンター
内容 : 山の棚卸し10:00~16:00
ワークショップ16:00~17:00
第8回
日時 :12月16日(日) 08:30~16:30
講師 : 能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
場所 : 丹波市幸世交流施設
有限会社ウッズ製材所
内容 : 演習講座5・608:30~12:00
演習講座7・813:00~16:30

座学5・6木材コーディネート基礎講座(平成30年度)

2018年11月08日
木材コーディネート基礎講座の第5回が行われました。
今回は、インターンシップ生の福田、井上の順でレポートいたします。

今年度より、修了課題のビジネスプラン・プレゼンテーションが、准木材コーディネート試験に加味されることになりました。
受講生より、ビジネスプランの作成について質問を受けたため、急遽午前中に講義を行うことになりました。

【講座概要】
日時 :11月3日(土) 10:00~17:00
講師 :安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
事務局:安田哲也
インターンシップ生:井上峻太郎、福田花梨
場所 :近畿中国森林管理局
内容 : ビジネスプレゼン資料作成説明会(10:00~12:00)
座学5 木材の利用・カスケード利用(13:00~14:15)
座学6 木材の価値と価格(14:30~15:45)
考査3(16:00~16:30)
ビジネスプレゼン資料作成説明会(予備)(16:30~17:00)

【講座内容】

<講座レポート1 作成者:福田花梨>

ビジネスプレゼン資料説明会

事務局の安田氏より、木材コーディネート基礎講座の修了課題であるプレゼンについての説明がありました。

課題内容は、自身が木材コーディネーターの素養を持った専門家として、具体的な商品、サービス等を考え、企画としてまとめるというものです。
企画作成の要領やプレゼンの目的や、企画内容に求められること等について説明がありました。

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具体例として、安田氏より昨年度の提案したプレゼン発表2例の紹介がありました。
9枚のスライドと、8分という限られた時間の中で企画を伝えることはとても難しく思われました。
メディア活用講座で学んだ、「相手に伝わる言葉」を考えながら、作成していきたいです。


座学5 木材の利用・カスケード利用

座学の講師は能口秀一氏が務めます。
木材は、高付加価値がついたものから燃料利用に向いたものまで幅広くあります。
しかし木材としてではなく樹木として考えると、建築用材だけでなく、植物資源としての可能性が多くあります。

例えば、ヒノキの樹皮は日本の伝統建築に使われる、桧皮ぶき(ひわだぶき)という屋根に使われます。
オガ粉は牧場で需要があったり、広葉樹の葉からはアロマオイルがとれるものもあります。
そのような原木以外の活用に目を向けることも大切なことです。

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また、原木には用途別にランクがつけられています。
建築用材として使われる直材から燃料材料まであり、正しく区分して効率よく木材を利用することが求められています。

CLTやLVLなど、最近よく生産されている木材加工製品の紹介もありました。
利用目的にあわせて適切に利用することが求められますが、できていないのが現状です。
山からの木材の情報と建築から求められる用材の情報を聞いて整理することや、森林をデータとして管理したりすることができれば、木材が正しく活用できるようになるかもしれません。


座学6 木材の価値と価格

引き続き、講師は能口秀一氏です。
日本農林規格(JAS規格)の製材品等級の種類について学びました。

造作用製材の品質基準は節の数や大きさが細かく規定されていますが、実際の現場では曖昧であるなど、専門分野の参加者の方が教えてくださいました。

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次に、木材価格試算シートという表を使い、木材流通段階毎にかかるコストについて学びました。
本日使った木材価格試算シートには育林費用を記入する欄はありませんが、育林から始まり、木材の伐採から販売まで様々な過程があり、多くの人が関わっているため、木材の価格設定はとても難しいと感じました。

最後に、木材の売上金のうち山主さんへ返す金額はどのくらいが妥当かという質問があり、全員が悩んでいました。
正解はないのですが、長時間参加者の皆さんで議論されていました。



<講座レポート2 作成者:井上峻太郎>

ビジネスプレゼン資料説明会

事務局の安田氏が講師となり、木材コーディネート基礎講座修了課題について説明がありました。

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木材コーディネート基礎講座では、講座の締めくくりとして受講者が各自事業企画をまとめて発表することになります。
受講者各々がそれぞれの専門分野で「木材コーディネーターの素養を持った専門家」として活躍できる場面を想定し、具体的な事業企画として説明することが求められます。

ここでは実際に安田氏自らが作成した事業企画を例に、まとめる際のポイントを教わりました。
注意点としては「発表内容は、あくまで具体的なビジネスプランでなければならず、決意表明にならないように」とのことでした。

木材コーディネート基礎講座の総決算として、受講者の皆さんがどのような企画を提案されるのか、今からとても楽しみです。


座学5 木材の利用・カスケード利用

ここからは木材コーディネーターの能口秀一氏が講師を務めます。
ここでは木材の活用方法、利用方法について学びました。

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木材は建築用材だけではなく、様々な利用の仕方があります。
葉や皮なども活用でき、新たな利用の可能性もあるそうです。
また、木材の用途による値段の違いについて原木価格と製造コストの観点から解説がありました。
単価に使われる単位m3(体積)とt(重量)の使われ方や、製品ごとの特長についても細かく説明していただきました。

木材の品質や製材方法について
「品質の基準を満たしていないのもまずいが、過剰な手間をかけてもいけない。
現状ではその選別ができていない。」
「一本の木の価値を最大限に活かすには、常に需要の変化も考えなければいけない」

とのことで、木材コーディネーターは時代の変化も考慮した適材適所ができる必要があると感じました。


座学6 木材の価値と価格

ここでは製材品の等級の種類や流通段階でかかるコストについて学びました。
JASの等級区分では製材品によって区分が異なり、例えば構造用製材では1級・2級・3級、造作用製材では無地・上小節・小節・並と分かれます。

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造作用製材では品質基準として節の大きさや数が定められている分、選別がややこしいとのことでした。
また通称として使われる等級区分の表現には地域差があることを、全国から来られている受講者の皆さんに確認して確かめました。

流通コストについては「木材価格試算シート」を使って、原木から工務店が販売するまでの間でどのようなコストがかかるのか、流通の段階ごとに見ていきました。
ここでも実務に携わっている受講者の方の実情も交えて、規模や技術レベル、流通経路によるコストの違いを確認できました。

最後に、
「(山主も含めた)木材流通の各工程における適正な対価について、どのように判断するのか」と問われました。
この問いは修了課題にも関わるもので、各流通段階での様々な要素を踏まえて木材流通全体を見渡した上で、各自が考えていかなければならないと思いました。



【次回のお知らせ】
日時 :平成30年12月1日 (土) 10:00~16:30
講師 :二階堂薫 (コピーライター)
能口秀一(有限会社ウッズ・木材コーディネーター)
事務局:安田哲也、藤田良子
インターンシップ生:井上峻太郎、福田花梨
場所 :近畿中国森林管理局
内容 : メディア活用講座2(コピーライティング講座2) (10:00~12:00)
座学7 木取りと木材価値(13:00~14:45)
座学8 木材の乾燥(14:30~15:45)
考査2(16:00~16:30)