【レポート】令和4年度木材コーディネート基礎講座第5回
第5回も第4回に引き続き埼玉で演習を実施しました。
事務局の下前がレポートします。
【講座概要】
日時: 令和4年10月23日(日)
講師: 井上淳治
事務局: 能口秀一、若林知伸、藤田良子、下前仁美
開催地: 埼玉県飯能市
【内容】
立木の伐倒見学と測定 | (9:35~10:45) |
原木の見方 | (11:00~11:45) |
原木の材積と価格の検討・スマート林業の紹介 | (13:00~14:10) |
製材品の見方 | (14:30~15:15) |
埼玉演習2日目を開催しました。
事務局下前がレポートします。
まずは伐倒の見学から。
目の前で木が倒れる様子を初めて見た人も多いのではないでしょうか。
最初に、伐採する前に立木の根元に立って伐採する木を観察して曲がりなど特徴のある部分も記録します。
講師・スタッフがロープをかけて狙った方向に倒した後、手分けして1mごとに直径の計測し記録しました。
末口14㎝までは搬出するので枝がある箇所も測っていきます。
これは午後の演習にて、伐倒した木を切って丸太にするシミュレーションをするときの、データとなります。
受講生が順番に、昨日の演習で使い方を練習した輪尺を使って計測していきました。
下山後は吾野原木センターの原木の土場で、原木の見方を学びました。
昼食後、4班に分かれて計測した伐採木のデータから
どこを切って丸太にすると販売価格が最大化するかを話し合い、試算結果を発表しました。
班によっては話し合った結果が同じだったのですが、できあがった丸太を「曲がり材」として販売するかどうかで、市場で二倍近くの差が生じることがわかりました。
実際の競りの価格とは異なるかもしれませんが、玉切りが価格に与える影響の大きさを知ることができたのではないでしょうか。
情報提供として最新のスマート林業について、
アプリを使ったデータや実際の機器を使う様子など、実際の林業の現場の様子の説明がありました。
最後に、製材品を見ながら施業や木の成長の過程が材面にどのように現れるか解説し
盛沢山の演習でした。
質問が途切れることなく続き、時間の限りがあることが惜しいほどでした。
次回から製材について学びを深めていきます。
【次回の内容】
開催日時 令和4年11月2日(水) | (18:00~20:30) |
講座前 ディスカッション | (18:00~18:30) |
第一部 ディスカッション結果の発表 | (18:35~18:45) |
第二部 製材の役割(1) | (18:45~20:20) |
開催方法 オンライン |