【レポート】令和4年度木材コーディネート基礎講座第11回
木材コーディネート基礎講座第11回を開催しましたので
事務局下前がレポートします。
【講座概要】
日時: 令和4年12月07日(水)18:00-20:30
講師: 安田哲也
事務局: 藤田良子、下前仁美
開催地: オンライン
【内容】
講義前 ディスカッション | (18:00~18:30) |
第一部 ディスカッション結果共有 | (18:35~18:45) |
第二部 関係者ネットワーク構築と配慮すべき事項 | (18:45~20:00) |
第三部 ビジネスプランの作成について | (20:10~20:25) |
■第一部
今回のディスカッションテーマは
「原木の価値を最大化するために配慮すべき点は何か」
二つの演習で得られた知識を用いて班で3点、理由と共に挙げていただきました。
原木を見極める、価値を高める木取を行う、山側の供給体制の構築、
ニーズの把握など多岐にわたる意見が出ました。
強く印象に残った演習内容がそれぞれの意見に出ており、
この講座を通して途切れている木材流通を横断して考えるセンスが受講生に芽生えつつあるのを感じました。
■第二部
1 ネットワーク構築の方法
2 連携事業者の種類と体制
3 材料製造におけるリスクヘッジ
本日は座学の最終回。これまで学習した内容をフル活用して、
立木・原木・製材・建築に関わるそれぞれのプレーヤーの立場を振り返りながら、学びを深めます。
木材の生産から利用に至るまでの各事業者の役割と立場の整理を行い、
統括的な管理と山元へ利益還元を担う木材コーディネーターの役割を解説しました。
山も事業者も木材の流通事情も地域によって多種多様であるため、
活動の場に合わせて地域の状況を把握することの大切さと伝えました。
原木生産の現場では採算が取れないことが多く、
国の補助金を活用して伐採を進めることについて
意見を出し合う場面では、
木材利用の立場の意見と林業の立場の本音など率直な意見や考えが出され、
初回講座に比べて密度のある意見交換に発展しました。
■第三部 ビジネスプランの作成について
次回の講座は、ビジネスプラン・プレゼンテーション。
受講生がそれぞれプランを発表します。
どのような点に注意しながらスライドを構成すればいいか、編集の要点について説明しました。
【次回の内容】
開催日時 令和5年2月4日(土) | |
ビジネスプランプレゼンテーション | (10:00~17:30) |
ゲスト講師: | 宮村太氏(認定木材コーディネーター) |
講師 : | 井上淳治氏(基礎講座講師・認定木材コーディネーター)
能口秀一氏(基礎講座講師・木材コーディネーター) |
開催方法: | オンライン |