【レポート】令和7年度木材コーディネート基礎講座第11回

【講座概要】
| 日時 | :令和8年1月24日(土)9:00~17:30 |
| ゲスト講師 | :宮村太(認定木材コーディネーター) |
| 講師 | :井上淳治(認定木材コーディネーター) |
| :能口秀一(木材コーディネーター) | |
| 事務局 | :安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) |
| :藤田良子 | |
| インターン | :小田幸奈 |
| 方法 | :オンライン |
| 内容 | :ビジネスプラン・プレゼンテーション |
【内容】
| はじめに | (18:30-18:40) |
| 午前の部 ビジネスプラン・プレゼンテーション 5名 | (9:15-11:30) |
| 午後の部 ビジネスプラン・プレゼンテーション 11名 | (12:30-16:50) |
| 全体講評ほか | (17:10-17:25) |
【講座詳細】
第11回は、受講生によるビジネスプラン・プレゼンテーション。
それぞれの立場で培ってきた技や知識に、これまで学んだことを掛け合わせて
熱い想いをビジネスプランとしてまとめて、発表いただきます。
本日もインターンの小田よりレポートします。
■講座レポート
ビジネスプラン・プレゼンテーション
まずはじめに、くじ引きを行い、発表順を決めました。
自分の番が来ると、みなさま緊張した面持ちでパソコンの画面共有を操作していました。
しかし、いざ発表するとなると、紙面以上の説明を熱く語っていただき、
持ち時間をオーバーする方もいらっしゃいました。
ビジネスプランは、実際に森や製材所を訪ねたことで得られた経験をもとに、
それぞれ具体的で魅力的な内容でした。
特に、「地域材(国産材)の利用を活発化」するため、
この講座で得た経験と個人の専門性を融合させた提案が多くあげられました。
今回のレポートでは、専門性や提案内容から以下の3つのグループに分けて
レポートしたいと思います。

一つ目は、「木材流通基盤の構築」を目指した提案です。
木材流通は「山元への利益還元が適切に行われている」のか依然と不明瞭です。
この課題に対し、木材価格の適正化、アプリを用い
山元とエンドユーザーをつなぐネットワークの構築、
川上から川下を知るものとして円滑な情報伝達係となる、
といった情報の透明化を確保し、流通を最適化する取り組みがあげられました。

二つ目は、「体験を通じた木材利用の拡大」を目指した提案です。
実際に製材所や森に訪れたことで知った木に対する思いを、
多くの人に知ってもらうことを目的に、
森林訪問やものづくりといった非日常の体験を通じ、
資源としての木材に「ストーリー」を付与する提案です。

また、森林の所有と利用を分離することで、
森林資源の共有化によって利用ハードルを下げるというアプローチも提案されました。
これらの提案は、具体的に展開される地域が想定されており、
思いを届けたい人の顔をしっかりとイメージした地域密着型の提案であると感じました。

三つ目は、大企業や組織の中から見る木材利用です。
それぞれの専門商材をもとに、木材を上手に製品に取り入んでいく提案でした。
環境的観点から木材利用に関心が高まっているものの、
維持管理費の課題感や材料調達に時間を要すること、
専門技術者の不足、そもそも使い方のイメージがわかないなど、
木材利用についてハードルが多いことが李通として、説明されていました。

木の魅力を知ったものとして、
社内にその魅力などが伝えるための活動を活発化させ、
理解者を増やしていきたいという声が多く上がりました。
また、木材利用に携わる方の中には、
流通工程の複雑化に伴い川下のニーズが山側に繋がっているとは
感じられず、なんとかしたいとプレゼンに込めたと説明がありました。

一つ目に挙げた流通過程の透明化と組み合わせ、
多くのエンドユーザーと繋がる大企業から大口需要を叶える体制が整い、
木の魅力が多くの人に伝わっていければと思います。


最後に、講師より全体講評がありました。
せっかくまとめたビジネスプランをぜひ実現のために頑張ってくださいと
発表者のみなさんにエールが贈られました。

このプレゼンを通し、木材コーディネーターとしてのコーディネート方法は、
個人の経験やフィールドに応じ、多様なものであると再認識しました。
一方で、手法は異なっていても、
「木の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」という純粋な気持ちは共通しています。
コーディネーター同士のご縁を大切にそれぞれのフィールドでのご活躍をお祈りして、
自分自身も同じ思いを共有するものとして精進していきたいと思います。
【次回】
| 日時 | :第12回 令和8年2月7日(土)13:00-16:30 |
| ゲスト講師 | :宮村太(認定木材コーディネーター) |
| 講師 | :井上淳治(認定木材コーディネーター) |
| :能口秀一(木材コーディネーター) | |
| 事務局 | :安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) |
| :藤田良子 | |
| インターン | :小田幸奈 |
| 会場 | :大阪府立男女共同参画・青少年センター(通称:ドーンセンター)大阪市 |
| 内容 | :ワークショップ、令和7年度修了式 |








