森は私たちにとって、かけがえのないものです。森が私たちに与えてくれるのは木材だけではありません。森の恵みは気づくことがないほど大きいといえます。しかし、森林の荒廃、林業の衰退が叫ばれ続け、解決の糸口はなかなか見えてきません。
木材コーディネーターは、木材の生産から加工、利用まで、林業や製材業、建設業といった垣根を越えて活躍する森に関わる新しい仕事です。木材を生み出し、暮らしに役立てるシステムをコーディネートすることで、森林所有者が森づくりに必要な収益を確保し、次の世代に豊かな森を引き継ぎ、持続可能な森づくりへの貢献を使命とします。
木材コーディネート基礎講座は、毎年7月頃募集を開始し、半年間に座学と演習を含む10日間のカリキュラムが組まれています。木材の利用を通して、森から街に関わる広い視野やコミュニケーション能力、実際に木材を取り扱うために必要な基礎的な理解を身に付けることができます。
所定の講座をすべて受講した者には修了証が授与され、
修了者は准木材コーディネーター認定試験を受けることができ、
合格すると准木材コーディネーターに認定されます。