【レポート】令和7年度木材コーディネート基礎講座第7回

【講座概要】
| 日時 : | 令和7年11月18日(土)13:30~16:30 |
| 講師 : | 能口秀一(木材コーディネーター) |
| 事務局 : | 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) |
| インターン: | 小田幸奈 |
| 方法 : | オンライン |
| 内容 : | 製材の役割(2) |
【内容】
| はじめに | (13:30-13:40) |
| 第一部 木取りと木材価値 | (13:40-14:50) |
| 第二部 木材の乾燥 | (14:50-16:40) |
| 質疑応答・おわりに | (16:40-16:45) |
【講座詳細】
第7回も前回に引き続いてオンライン講座。製造流通分野の続きです。
兵庫演習では、実際に原木の選定から木取りの方法まで挑戦するとのこと!
そのための直前講義になり、楽しみです。
本日もインターンの小田よりレポートします。
■講座レポート
製材の役割(2)
講義の前半では、製材で重要となる「木取り」について学びました。
木材の製材工程では、求める主製品を製造するとどうしても端材が生じます。
そのため、1本の丸太の価値を向上させるためには、高い価値のある主製品だけでなく、
端材からも利用価値の高い副製品を生み出すことが重要になります。

一方で、木取りは導入されている設備が制限要因の一つとなります。
木材を切断する帯鋸の種類だけでなく、
搬送装置や固定具に応じて製材できる寸法に制限が生まれます。
つまり、製材所の能力に応じて、適切な木取りは変わってくることになります。
これまで森林林業分野で学んだ、樹皮、形状、木口面といった原木の外観情報から
内部品質を想定して、木取りを設計することが重要ですが、
さらに製材機の制約も加味する必要があるとは。
価値ある製品を生み出すためには、知識や経験の総動員が求められます。
講義の後半では、「木材の乾燥」について学びました。
一昔前までは施工者が、木材乾燥により生じるたわみなどを考慮して設計していたため、
未乾燥のまま工務店へ卸すことも多々あったそうです。
プレカットが主流になった現在では、寸法変化が少ない木材が求められるため、
製材所で乾燥させてから納品するのが一般的になっているそうです。
乾燥方法も製材所によって違いがあります。
乾燥方法は大きく、天然乾燥と人工乾燥に分けられ、
人工乾燥時に使用する乾燥機も多様な種類があることを学びました。

木材が乾燥する際、表層部と内部では水分蒸発速度が異なるため、
収縮のタイミングや収縮の程度が部位によってばらつきます。
木材は異方性をもち、変形の仕方が木取りした部位によって異なることを学びました。
質疑応答では、乾燥に要する期間や方法によるコストなど
経済的視点からの質問が寄せられました。
また、立木状態での強度測定についての質問には、
一本の中で部位によって欠点や強度は異なるので、
木取りを工夫することで部位ごとに相応の価値を出すことが重要であると、
能口講師は強調していました。
体積的な歩留まりだけでなく、副製品も考慮し木材全体の経済的価値や、
木材に合わせ欠点を最小化するような木取りを考える重要性を知りました。
兵庫演習では実際に原木の選定から木取りの方法まで挑戦できる貴重な機会になりそうです。
切り出し方によって生じやすい欠点などを復習しておこうと思います!
【次回】
| 日時 : | 第8回 令和7年11月29日(土)10:00-17:00 |
| 第9回 令和7年11月30日(日)9:00-16:00 | |
| 講師 : | 能口秀一(木材コーディネーター) |
| 事務局 : | 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) |
| インターン: | 小田幸奈 |
| 会場 : | 有限会社ウッズ、丹波市立幸世交流施設 |
| 内容 : | 第8回 兵庫演習(1) |
| 第9回 兵庫演習(2) |







