【レポート】令和7年度木材コーディネート基礎講座第8回第9回

【講座概要】
| 日時 : | 第8回:令和7年11月29日(土)10:00~17:00 |
| 第9回:令和7年11月30日(日)9:00~16:00 | |
| 講師 : | 能口秀一(木材コーディネーター) |
| 事務局 : | 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) |
| インターン: | 小田幸奈 |
| 会場 : | 丹波市立幸世交流施設(兵庫県丹波市) 有限会社ウッズ製材所(兵庫県丹波市) |
【内容】
会場を兵庫県丹波市に移して、演習です。
丸太を実際に製材してみて、講師の解説によって理解を深める演習です。
| 第8回 | |
| 演習3-1 木拾い解説 | (10:15-10:50) |
| 演習3-2 目視等級 | (11:00-12:00) |
| 演習3-3 原木選び・木取り | (13:00~15:30) |
| 演習3-4 木取り検証 | (15:40~16:55) |
| 第9回 | |
| 演習4-1ー1 製材 | (9:15~12:00) |
| 演習4-1ー2 製材 | (13:00~14:00) |
| 演習4-2 製材結果検証 | (14:00~15:50) |
【講座詳細】
本日もインターンの小田よりレポートします。
■演習レポート
兵庫演習(1)
兵庫演習は、宿題となっていた木拾いの解説から始まりました。

木拾いとは、木造建築の図面から必要となる部材の寸法や数量を読み取ることです。

初めて図面を見る人は、長さなどを読み取ることに苦戦している様子でしたが、
各班それぞれ設計士の方がいたので、サポートを受けながら理解を深めていました。

多様なバックグラウンドを持つ方々がおられ、
専門分野を共有し学びを深められる貴重な機会であることを実感しました。

私は設計を学んでいないので、設計士として活躍されている方々が、
寸法や使用用途について分かりやすく説明してくれました。
知らない建築の世界を感じることができ、とても勉強になりました。

製材所に移動し、実際に製材品を見ながらJASで定義されている目視等級について説明を受けました。
また、含水率測定器の使用方法や使用上の注意点について解説を受けました。
参加者の皆さんは、材面に現れる特徴を食い入るように見ていました。


午後からは、翌日実際に製材する原木を班ごとに分かれて選びました。
選んだ丸太から製材された部材の小売販売価格合計と丸太の仕入れ価格の差額が
最も大きくなるよう、3班で競うことになりました。

およそ20本の原木の中には、スギ・ヒノキの2種類の樹種が含まれているだけでなく、
曲がり材、腐っているもの、傷がついているものなど欠点を持つ材も用意されており、
これまで学習してきた知識を活かしながら、参加者は丁寧に目利きを行っていました。


班対抗のゲーム感覚で皆さん楽しんで丸太を選別している様子でした。
並べられた丸太の中には“選んだらアカン”丸太が含まれていたらしく、
それに気づいて選択を避けたかどうか、盛り上がっていました。

原木を選択した後、選択した原木の木取りについて班ごとに考えました。
原木の曲がり具合、表面の傷が内部にどれほど影響しているのか、
木口面の腐朽がどれほど内部に影響を与えているか、などを考慮しながら
使用用途や寸法を話し合って決めていました。

原木の木口面に、取りたい部材の寸法をチョークで書き込みました。
木口の形状、長さ、樹種、腐食度合いなど、
それぞれの班で特徴を持った原木を選んでいました。

公民館に戻ってからは、各班の写真を元に木取りした理由を説明して、
本日の演習は終了しました。

兵庫演習(2)
2日目は、製材所内の設備について説明を受けました。
能口講師が自身で組み立てた低温木材乾燥機や、プレーナー、製材機を見学しました。
特に、乾燥機については多く質問がでていました。


その後、前日に選んだ原木を実際に製材しました。
製材していくにつれて内部の状態が明らかになり、
能口講師のアドバイスを参考にしながら、前日に決めた木取りを早速修正していました。


最初に製材を行った班は腐朽を避けながら、
2番目の班は傷部分を避けながら、3番目の班は曲がりの影響を避けながら、
各班とも、材の欠点の影響を最小化できるよう工夫していました。
製材機はとても大きく、その迫力に驚いていました。

製材が始まった後にも、製材によって現れる材面の様子を見ながら、
寸法を調整していく姿を見て、製材士の技を感じました。



製材終了後、それぞれの部材の小売価格の合計や歩留まりを計算しました。
使用用途によって部材の立米単価が異なるため、
歩留まりが高いからといって小売販売価格合計が、必ずしも高くなるとは限らないことが分かりました。


原木の外部情報から内部品質を予測し、木取りを決めていく一連のプロセスを体験し、
個体差がある木材ならではの難しさを学び、立木や原木の目利きの重要性を改めて認識しました。
【次回】
| 日時 : | 令和7年12月10日(水)18:30-21:00 |
| 講師 : | 梅田晶子(認定木材コーディネーター) |
| 山崎正夫(認定木材コーディネーター) | |
| 事務局 : | 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) |
| 藤田良子 | |
| インターン: | 小田幸奈 |
| 方法 : | オンライン |
| 内容 : | 木材コーディネート事例 |







