【レポート】令和4年度木材コーディネート基礎講座第9回
本日から兵庫県丹波市で1泊2日の現地演習です。
例年に比べて、比較的穏やかな日和となりました。
【講座概要】
日時: | 令和4年11月26日(土)10:00~17:00 |
講師: | 能口秀一(木材コーディネーター) |
安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事) | |
事務局: | 藤田良子 |
開催地: | 丹波市立幸世交流施設(兵庫県丹波市) |
有限会社ウッズ製材所(兵庫県丹波市) |
【内容】 現地演習3:価値の設定・製造コスト把握
演習3-1木拾い実習 | (10:15-12:00) |
演習3-2目視等級の演習 | (13:00-14:00) |
演習3-3原木選択・木取り演習 | (14:00-16:00) |
演習3 まとめ | (16:00-16:40) |
【講座詳細】
まず宿題となっていた木拾いの答え合わせからスタートです。
建築の製図を見て、どのサイズの製材が何本必要か読み取り、木材発注一覧にまとめます。
建築士には慣れた工程ですが、初めて図面を見る方にとっては図面にあるヒントをパズルのように当てはめていく作業。
安田講師より、図面から読み取れる長さだけでなく継手の長さや、
製材機の掴みの厚さなど、考慮すべき点について解説がありました。
また、同じサイズの短い材については、長い製材一本分発注すれば複数本分まとめて調達できるなど、
無駄のない発注が可能だと説明がありました。
午後からは有限会社ウッズの製材所で、能口講師が自ら設計して構築した木材乾燥機の紹介がありました。
そして、住宅用構造材についてプレカットではなく手刻みによる加工を施す現場を紹介。
さらに含水率計を使って節の部分を測定し、他の場所と数値が変わることなど説明がありました。
続いて4班に分かれて、丸太を選びます。
今回のお題は「最も製品として高くなる製材」です。
高値の製材を作り出すことを優先するか、
少々節があってもロスを減らして本数多く作り出すことを優先するのでしょうか。
ひとまず欠点の少ない丸太を選び出すことに専念して、本日の屋外演習は終了です。
公民館に戻り、計測した直径や表面にあった節など、丸太から得た情報より木取りを考えていきます。
木の背や腹など、製材して乾燥後の反りなどを考えるよう、説明がありました。
どの部材が比較的高値になるか、午前の木取り演習での解説を思い出しながら進めていきます。
明日はいよいよ製材です。4班それぞれどのような作戦で挑むのでしょうか。
【次回について】
日時: | 令和4年11月27日(日)9:00~16:00 |
内容: | 木取り演習と製材体験 |
講師: | 能口秀一(木材コーディネーター) |
開催地: | 丹波市立幸世交流施設(兵庫県丹波市) |
有限会社ウッズ製材所(兵庫県丹波市) |