【レポート】令和5年度木材コーディネート基礎講座第9回

第9回は、基礎講座最後のオンライン座学になります。
本日も、インターン生の伊藤より受講レポートです。

 

【講座概要】

日時: 令和5年12月9日(土)15:30~17:30
講師: 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事)
事務局: 藤田良子
インターン: 伊藤和樹
開催方法: オンライン

 

【内容】

第1部 関係者ネットワークと配慮すべき事項 (15:30~17:25)
第2部 ビジネスプランの作成について (17:35~17:40)

 

【講座詳細】

 

第1部 関係者ネットワークと配慮すべき事項

 
「ネットワーク構築の方法」、「連携事業者の種類と体制」、「材料製造におけるリスクヘッジ」の3つのテーマに基づいて、
木材コーディネーターの役割や具体的な働き方を学びました。

 
まずはネットワークを構築するために、森林や木材流通情報を把握している地域のキーマンを見つける必要があるとありました。
また、地域という概念も一つの地域内で完結するだけでなく、
都心と地方のように広義的に捉えた取り組みが増えている現状を把握することが大切と学びました。
 
適正なコーディネートを行うためには、各事業者との連携が必要です。
森林所有者や素材業者、製材業者、工務店などの各連携業者と共有しておく内容やあるべき姿について説明がありました。
特に、原木市場は森林情報と木材情報が集まる拠点であり、木材コーディネーターとして森林とまちを繋ぐ上で重要な場所です。
 

 
最後に、材料製造におけるリスクヘッジとして、森林資源調査から得るべきことや木材品質の確保、
有効利用のための計画、納期や価格に影響する要点などを学びました。
これまでの森林演習や製材演習で学んだこととつながる内容でした。
 

 
安田講師の次の言葉が印象的でした。
「木材コーディネーターは、個々のプレイヤーの視点と俯瞰して全体を見る視点の両方が必要」
なぜなら、これまで森林側の視点や製材側の視点を学んだおかげで、
一つ一つのミクロな視点と全体のマクロな視点の重要さをより感じるようになったからです。
これから自分が特定の分野の専門を目指すのですが、同時に俯瞰する意識を持ちたいと思いました。
 
 

第2部 ビジネスプランの作成について

 
次回第10回講座では、受講生それぞれがビジネスプランを発表します。
ビジネスプランのプレゼンテーションについて、実施する目的や伝える内容・構成など要点の説明がありました。
皆さんからどのようなご提案が出るのか、とても楽しみです。
 
 

【次回】

日時: 令和 6年 2月 3日(土)10:00~18:00
ゲスト講師: 戸田昌志(認定木材コーディネーター)
講師 井上淳治(認定木材コーディネーター)
能口秀一(木材コーディネーター)
司会: 安田哲也(NPO法人サウンドウッズ代表理事)
事務局: 藤田良子
インターン: 伊藤和樹
開催: オンライン
内容: ビジネスプラン・プレゼンテーション